静岡県沼津の植松グループ、エネルギーの自給自足を実現したZEB新本社が完成

 静岡県東部で建築資材商社、製造業、建設業を展開する植松グループは、エネルギー削減率110%の新本社を建設した。新本社の建設にあたり、エネルギーの自給自足の実現をコンセプトとし、ZEB(ネットゼロエネルギービル)での設計を行いました。

2018年1月に竣工し、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)評価認定においても『ZEB』認定を取得致しました。

ZEBとは業務用ビルなどにおける、一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等により削減し、エネルギー消費量がゼロ、あるいは、概ねゼロ、となる建築物のことをいいます。

静岡県沼津の植松グループ、エネルギーの自給自足を実現したZEB新本社が完成

太陽光パネルを75kW設置した新本社

また、新本社では、働き方改革の一環として、どの場所でも仕事ができるフリーアドレスを導入。これまでの固定席では難しかった、部署間、会社間でのコミュニケーションが活発になり、それぞれの強みを活かした取り組みが容易となります。

さらに、フリーアドレス化したことで、共用スペースの拡大を実現。食事ができるラウンジや、芝生や庭が見えるウッドデッキテラスのスペースも設置可能となりました。


【植松グループ新本社 概要】
建設地:静岡県沼津市西沢田200-1
構造:木造2階建て
延床面積:1278.7m2

BELS評価認定:『ZEB』
 再生可能エネルギーを加えたエネルギー削減率:110%
 特徴:建物全体に高性能断熱材を多く採用。
 また、高効率設備機器をエリア区分した空間毎に設置することにより、基準一次エネルギー消費量を削減。
 さらに、再生可能エネルギーである太陽光発電と蓄電システムの導入により、
 自給自足の建物が完成。削減率は110%を達成。