農業IoT ソフトバンクグループ、米国Science誌の国際イベントにスポンサー参加

 ソフトバンクグループ傘下のPSソリューションズは、2018年3月12日から開催される「Science Robotics Meeting in Japan 2018–Challenges and Opportunities of Robotics–」(主催:Science/AAAS※1)において、同社が提供する農業IoTソリューション「e-kakashi」がプラチナスポンサーとして参加する。

農業IoT ソフトバンクグループ、米国Science誌の国際イベントにスポンサー参加
また、同イベントの協賛講演では「e-kakashi」の導入事例の紹介など、IoT、ビッグデータ、AI、CPSといった先進技術を用いた、農業セクターでの様々な課題の解決方法を紹介します。

近年、農業セクターにおいては、農業従事者の減少や高齢化、担い手不足といった国内での問題のほかに、世界では、環境問題や飢餓対策としての食糧問題など課題が山積しています。

PSソリューションズは、農業情報工学、農学、植物科学、栽培の視点から構築した独自のAI※2と、農業向けCPS※3サービスを連動させた農業をスマート化するソリューション「e-kakashi」の提供を通じて、国内の農従事者が抱える課題解決に貢献するための開発やサービス提供に努めて参りました。

さらに2017年より、国内だけでなく南米コロンビアでも国際研究機関の実証実験に協力し、日本発の農業IoTソリューションとして、海外での農業における課題解決のための取り組みもスタートしています。


※1 アメリカ科学振興協会(American Association for the Advanced of Science)。科学論文誌Science(サイエンス)の発行元。

※2「e-kakashi」のAIは、ルールベース推論とモデルベース推論の組み合わせで、専門的知見・学術的根拠に基づき構築し、機械学習で補足するハイブリッドAIです。

※3 CPS(Cyber Physical System)は、オープンデータやセンサーで収集したデータを分析し、結果を物理的な作動装置にフィードバックしコントロールする仕組みを指します。


【「Science Robotics Meeting in Japan 2018」概要】
1880年創刊の米国Science誌が世界で初めて開催するイベント。本イベントは、ロボティクス技術の牽引国である日本で行われ、今世紀のキーテクノロジーであるロボティクス技術について科学と産業が交差する領域でロボティクス技術の可能性とチャレンジ、課題を明らかにすることを目的に開催されます。

・開催日時:
3月12日(月)12:00-17:00
3月13日(火)11:30-16:30
3月14日(水)11:30-16:30
・会場:プラザ平成–東京国際交流館(東京都江東区青海2-2-1 国際研究交流大学村)
・主催:Science/AAAS
・URL: https://b-event.impress.co.jp/sciencemeeting/


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