News:電子部品メーカーや薬局、農業法人が農商工連携で漢方の製造へ。ドクダミなどの原料製造や栽培研究へ

福島県伊達市の薬局や電子部品メーカー、農業生産法人などが連携し、シャクヤクやドクダミなどの薬草を使った漢方薬原料の製造に乗り出す。野生の薬草を採取して加工し、6月以降、薬卸会社などに供給する。市内の耕作放棄地で薬草の栽培法も研究。漢方薬の普及に伴い薬草の需要が強まるとみて、農商工連携で市場を開拓する。
 
 
港屋漢方堂薬局(貝津好孝代表)が中心になって設立した薬草の栽培研究会が事業化する計画。電子部品メーカーの晶和(高橋康彦社長)や農業生産法人、伊達市なども参加。
 
 
福島県内の林業組合などに協力を要請し、野生のドクダミやクワの葉などを採取する。晶和が5月中にも薬草を乾燥・刻むための設備を本社工場内に導入する。6月以降、漢方薬原料やサプリメント(栄養補助食品)に加工し、薬卸会社や全国の漢方薬局へ販売する。
 
 
市内の耕作放棄地を借り、根の部分が痛みを和らげる漢方薬になるというシャクヤク2500株などをこのほど植えた。3?5年かけて育て、漢方薬の原料にすると同時に、効率的な栽培法も研究する計画
 
 

当法人からのコメント
閉鎖空間内で赤・青といった波長のLEDを用いて、薬草の栽培や薬効成分の含有量を高める研究が行われおりますが、まだまだ研究段階で実用化(事業として大量生産できるまでの技術として)は難しい段階。
 
こうした漢方類や一部のキノコ類(例:マツタケなど)では、植物工場で栽培したとしても、葉野菜のように年20回?の回転数を高めることができない。
 
ただし、植物工場や水耕栽培技術を活用することで、ある程度の成長を早めることが可能。3年の期間が必要な植物でも1年といった期間短縮が可能な場合もある。露地・土壌栽培で栽培ノウハウ、安定的な収益が確保できれば、工場栽培やLED技術を活用した研究にもステップアップしていくことも考えられるだろう。