News:女性ならではの感性を生かし農業を通じて綺麗になる<山形ガールズ農場>の取組み

女性ならではの感性を生かし農業を通じて綺麗になる<山形ガールズ農場>の取組み

女性ならではの感性を生かして農業に取り組む「山形ガールズ農場」(村山市大槙)に、4月から新卒女子4人が仲間入りした。「農業を通じてきれいになりたい」「農業を花形の業界にしたい」と熱意をみなぎらせている。青山学院大文学部フランス文学科卒の中越由衣さん(22)は、「これまで農業にかかわりはなかったが、変わった会社で面白いと思って入社した」といい、得意の語学で海外に野菜を売り込む夢を持つ。ダンスも得意で、「むらやま徳内まつり」も楽しみにしている。
 
 
兵庫県出身で山形大大学院農学研究科卒の原田有佳子さん(24)は、7月から鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」で野菜の生かし方を学ぶ予定だ。
 
同農場は、農業生産法人「国立(くにたち)ファーム株式会社」(高橋菜穂子代表)が昨年4月に設立し、3人でトマトや漢方米などを生産してきた。「農業改革し、ものづくりがかっこいいと思える社会をつくる」が理念だ。また、「一般の女子とかけ離れないよう、おしゃれもちゃんと」との思いから、〈1〉お化粧をする〈2〉私服通勤〈3〉食事を抜かない――の3か条も掲げている。
 
 
とはいえ、新顔“ガールズ”は、慣れない農作業には四苦八苦。20キロパックの土を運んでよろめいたり、苗を定植するときに間隔がうまくとれずやんわりしかられたりと、悪戦苦闘を続けている。
 
 
県の補助を受け、今春、加工所も完成した。形が良くない野菜を活用してニンジンや里芋のプリンを作り、「道の駅むらやま」で販売している。醸造や養蜂の経験を持つ女子も入社し、高橋代表は「何かが起きるワクワク感がある。営業、加工、販売で活動範囲を広げていきたい」と希望を抱いている。
 
2010年5月9日 読売新聞より