ドリームインキュベータ、嗅覚のデジタル化を実現する小型ガスセンサー開発「C2Sense」に出資

 株式会社ドリームインキュベータ(DI)は、MITのスピンオフベンチャーであるC2Senseに、The Engine($200Mを運用するMIT初のベンチャーファンド)等と共に、計320万ドルの共同出資を行った。

C2Senseは、小型ガスセンサーを開発・販売するベンチャー企業です。世の中には多くのガスセンサーが存在しますが、これまで“匂い”をリアルタイムで分析し、IoTでの活用を可能にする効果的なソリューションはありませんでした。
C2Senseは、世界で初めてIoTに対応した嗅覚デジタル化プラットフォームを提供しています。

C2Senseの小型ガスセンサーを用いることで、誰でも、どこでも、いつでも、安価かつ高精度で、匂いデータを取得可能になります。C2Senseは、既に食料品、農業、作業安全等の分野で活用を進めており、今後あらゆる分野で匂いのデジタル化を進めていきます。

 C2Sense社は、センシングテクノロジー分野の世界的権威として知られるMIT出身のエキスパート達によ り、2014年に創設されました。

同社が特許を取得しているガス検知テクノロジーは、ほぼ全ての化合物への応用が可能であり、また同社のデータプラットフォームやサービスは、顧客が素早く簡単に情報へアクセスできるように設計されています。

同社のテクノロジーは、鮮度指標の検知による食品保存期限の予測・食品廃棄の削減や、労働者を守るための有毒ガス検知等、創業当初より様々な用途での活用が期待されてきました。


■共同投資家:The Engine(https://www.engine.xyz/)
2016年10月に組成された$200Mを運用するMIT初のベンチャーファンド。世界を変革するアーリーテクノロジーベンチャーを中心に投資を行う。

■C2Sense 社について(http://www.c2sense.com/)
IoTに対応した嗅覚のデジタル化プラットフォームを提供。C2Sesneが提供する安価な小型ガスセンサーを用いることで、あらゆる場所で、リアルタイムの”匂い”データを取得でき、遠隔からモニタリング可能。
MITで30年に渡ってセンサー技術研究開発を行うTim Swagerラボからのスピンオフ