小型/簡易型エタノール装置で、億単位から数百万円への初期コスト削減へ。飼料用米と食品残さを原料に30〜40%のエタノール製造(NPO法人しまねバイオエタノール研究会)

島根大教授や民間研究者などで組織するNPO法人しまねバイオエタノール研究会が7日、産学官6団体と共同で、簡易型エタノール製造装置を開発したと発表した。従来の装置に比べ仕組みを簡素にすることで、小型化と低価格化を実現原料となる飼料用米や食品廃棄物を扱う農業法人、ごみ処理業者を念頭に、バイオ資源を活用する「島根発」製品として販売する


装置は飼料用米と食品残さを原料に、100時間程度で濃度30〜40%のエタノールを製造。従来は発酵に使う酵母ごとにあった四つの容器を一つに集約するなどして、小型化を図った。総事業費は約5千万円

News:小型/簡易型エタノール装置で、億単位から数百万円への初期コスト削減へ。飼料用米と食品残さを原料に、100時間程度で濃度30?40%のエタノールを製造(NPO法人しまねバイオエタノール研究会)
製造したエタノールは既成の蒸留、脱水両装置で濃度を99・5%まで高め、農機具の燃料や化粧品、殺菌剤などの原料に利用。製造過程で生じるかすは飼料に活用できる。現在試作した装置を毎日稼働させた場合、飼料用米や食品廃棄物など年間3.5トンから1200リットルのエタノールを生産できる


設計を担当した菱農エンジニアリングを通じて、業者へ近く初納入する装置では、生産能力を年間1万リットルに高めるという。既存の製造装置は大型で、億単位の初期投資が必要だったが、今回開発した装置は数百万円で販売可能。同研究会の和泉敏太郎理事長は「製造装置を普及させ、産業振興と循環型社会の構築に役立てたい」と話した。

※ 山陰中央新報の記事より