ディーグラット、超薄設計・壁面型の植物工場「SALAD WALL サラダウォール」の販売開始

 小規模から大規模植物工場までトータルソリューションを手がけている株式会社ディーグラットでは、今春レストラン・ホテルなど施設向け植物栽培ユニット『SALAD WALL-サラダウォール-』の国内販売を開始する。

サラダウォールの特徴は厚さ23cmの超薄設計となっており、他社の店舗併設型・植物工場とは異なり、壁面型にすることで省スペース導入を可能にした。

ディーグラット、超薄設計・壁面型の植物工場「SALAD WALL サラダウォール」の販売開始
本ユニットは、自社開発したLED光源で栽培する完全人工光タイプ。2枚のパネルを重ね合わせ、波状のパネル同士の間に養液を流す独自の栽培方式「垂直NFT栽培方式」を採用し、日本・アメリカで特許も取得している。

pH,ECの養液管理、LED照射時間や循環ポンプなどを自動制御することで誰でも手軽に栽培できる。その他にも、装置内の温度上昇時にはファン稼働による冷却、低温時にはLEDが自動点灯し、LEDの熱を利用して装置内を温める機能も搭載され、細かい工夫・自動制御にて、誰でも失敗なく安定的に野菜が栽培できるのが特徴だ。

基本的に葉野菜であれば何でも栽培可能で、フリルレタスやリーフレタス等のレタス類、パクチーやバジル等のハーブ類の栽培を想定している。

ディーグラット、超薄設計・壁面型の植物工場「SALAD WALL サラダウォール」の販売開始
基本サイズは、高さのあるトールタイプ(H245cm × W132cm × D23cm/最大栽培株数196株)、ワイドタイプ(H145cm × W262cm × D23cm/最大栽培株数168株)、ハーフタイプ(H145cm × W132cm × D23cm/最大栽培株数84株)の3種類となっており、フレームの色も、ホワイト・ライト・ダークの3色から選択できる。

本ユニットは、日本国内に先立って米国市場での販売を開始しており、ニューヨーク州マンハッタンにあるイタリアンレストランに導入されている。今後はレストランなどの飲食店に限らず、老人介護施設などへの展開も予定している、という。