BSIジャパン、食の安全性確保・HACCP導入などのトレーニングコースを開始

 BSIグループジャパン株式会社は、食の安全性向上をサポートする「BSI HACCP導入実践トレーニングコース」などをスタートする。新コースとなる「BSI HACCP導入実践トレーニングコース」は、国内外の食品安全法規制を遵守するために重要なHACCPを導入または改善するスキルを身につける為のコースです。

もう1つの新コースである「PAS 96:2014に基づくフードディフェンストレーニングコース」は、故意の攻撃からの食品と飲料の保護および防御のためのガイドラインであるPAS 96:2014を理解するコースです。

食品の製造・加工工程などの衛生管理手法HACCP(ハサップ)とは

HACCP(ハサップ)とは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの略で食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析(Hazard Analysis)し、その結果に基づいて重要管理点(Critical Control Point)を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理手法です。

この手法は国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

日本では、現在、厚生労働省が2020年までの義務化を目指しています。また、食品への悪意ある意図的な異物混入事件が日本でも起きる昨今、改めてフードディフェンス(食品防御)への取り組みは重要な課題となっています。

フードディフェンスとは、食品の製造過程で誤って異物が混入したりすることを防ぐHACCPとは異なり、意図的な異物混入などの悪意ある攻撃から製品やサプライチェーンの安全を確保することです。

詳細 BSIグループジャパン株式会社 https://www.bsigroup.com/ja-JP/