日東薬品工業、乳酸菌「ロイコ菌」が作る多糖に腸内細菌叢改善効果を確認

 医薬品の製造販売を手がける日東薬品工業株式会社は、東京農工大学農学研究院・木村 郁夫テニュアトラック特任准教授との共同研究で、乳酸菌(Leuconostoc mesenteroides NTM048「ロイコ菌」)が作り出す菌体外多糖[*1](「EPS」)に腸内細菌叢を改善する効果があることを確認しました。

また、それに伴い抗肥満効果も確認されたことから、生活習慣病に関連する疾患の予防に、ロイコ菌EPSが役立つことが期待されます。

日東薬品工業、乳酸菌「ロイコ菌」が作る多糖に腸内細菌叢改善効果を確認日東薬品と東京農工大の共同研究において、マウスにロイコ菌EPSを摂取させて、腸内細菌叢に与える影響を確認しました。

ロイコ菌EPSを摂取させたマウスの腸内細菌叢を解析した結果、セルロース[*2]を摂取させたマウスと比較し、腸内細菌数が増加しました。(図1)

短鎖脂肪酸[*4]にはエネルギー消費を促す効果や脂肪蓄積を抑制する効果があります。ロイコ菌EPSの摂取により腸内細菌叢を改善した結果、産生された短鎖脂肪酸によって、このような抗肥満効果が発揮されたものと考えられ、ロイコ菌EPSは肥満などの生活習慣病予防に役立つことが期待されます。

[*1]菌体外多糖
微生物が体外に産生する独特のネバネバ物質

[*2]セルロース
野菜や果物に多く含まれ、人も腸内細菌も消化、分解しにくい食物繊維のひとつ

[*4]短鎖脂肪酸
炭素数が6以下の脂肪酸。酢酸、プロピオン酸の他に酪酸や乳酸がある。

■会社概要
名称  : 日東薬品工業株式会社
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
代表者 : 代表取締役社長 北尾 哲郎
事業内容: 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発
URL   : http://www.nitto-pharma.co.jp/

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編集部
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