農業用ドローンのエンルートが露地野菜生産ロボット化コンソーシアムに参加

 株式会社エンルートが、農林水産省の革新的技術開発・緊急展開事業(うち先導プロジェクト)に採用された研究開発計画を実施する「露地野菜生産ロボット化コンソーシアム」に参加する。

 露地野菜生産ロボット化コンソーシアムは、学校法人立命館立命館大学を代表とし、野菜の露地栽培における防除・収穫・運搬・集荷等の労働集約的作業のロボット化・自動化による省力体系を構築・実証し、平成37年度頃までに、開発した機械・ロボットの利用により経営体当たりの圃場面積を数倍~5倍程度まで可能とすることで、収益性を大幅に向上させることを実証することを研究目的としている。

 共同研究機関として、(研)農研機構北海道農業研究センター、オサダ農場(株)、鹿追町農業協同組合、訓子府機械工業(株)、(株)豊田自動織機、長田電機(株)、(株)衛星ネットワーク、ヤンマー(株)及びエンルートが参画している。

 エンルートの開発した農薬散布用ドローンは、農林水産航空協会より認定第一号を取得している。各分野において高い評価を頂いている安定した飛行性能に加え、近年、力を入れている画像処理による制御、ディープラーニング技術などをあわせ、認識機能を持った大型ドローンの高精度な低空飛行を実現させ、精密防除が可能なシステムの開発を目指す。