ワイン栓のコルク需要も減少。新たな利用先として航空業界をターゲットに。

ワインの栓でお馴染みのコクル。このコクルは、コルクガシの樹皮をはぎ取り、加工したもの。実は樹皮は耐熱性に優れ、森林火災から保護してくれる役目もある。中でもポルトガルは、世界の半分以上のコクルを生産しており、年間で157,000トンにも上る
 
ワイン栓のコルク需要も減少。新たな利用先として航空業界をターゲットに
 
しかし最近では、ワイン業界におけるコクルの需要が減り、新たな利用方法を模索していた。金属性やプラスチック栓の使用増加がコクル需要減少の理由の一つだという
 
 
コルクはワインの栓以外にも、野球の芯の部分、楽器、断熱材など、様々な用途に使用されていたものの、その全体的な需要量は小さく、新たなターゲットとして考えたのが航空業界だった。従来使用されていた軽量のポリ塩化ビニルに代わって、飛行機の胴体や翼の部分といった所に、炭素繊維シートをコーティングしたコクル素材の利用を提案しているのだ。ロイターの記事でも、ここ数年後にはポリ塩化ビニルは使用されなくなる、と書かれている。
 
 
このように現在使用されている素材に代わって、加工・工夫したコクル素材が利用できないか、この他の業界にも色々と働きかけている模様。コルク素材のメリットは軽いだけでなく、耐熱性にも優れており、既に実績もあるから営業しやすいのだろう。
 
 
コクルを細かく砕いたものは、スペースシャトルの外部燃料タンクの表面に、断熱素材のコーティング目的に既に利用されているからだ。コルクを使用することは、ポリ塩化ビニルやその他のプラスチック素材よりも、エコであり、莫大なコクルガシの利用先を確保し、森林業界を保護することにもつながる。(もちろん過剰な伐採を行わない、という条件付きだが)
 
 
The World Wildlife Fund によると、もし大きな利用先が確保できない場合、業界全体が衰退してしまい、コクルの生産地である地中海西部地域が砂漠化してしまう、といった警告さえしている。しかし、テクノロジーをうまく活用すれば、この他にも利用用途がたくさんありそうな予感がします。
 
 

関連する投稿

このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加このエントリをNifty Clipに追加このエントリをPOOKMARK. Airlinesに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをChoixに追加このエントリをnewsingに追加

トラックバックURL

コメントはまだありません »

コメントはまだありません

コメントを投稿