JFEエンジニアリング、新潟にて2haの太陽光利用型植物工場プラントを一括受注

 JFEエンジニアリングは、新潟市の農業生産法人(農地所有適格法人)エンカレッジファーミング株式会社より、太陽光利用型植物工場「環境制御型トマト栽培施設」のEPC一式を受注した。本受注は同社が展開するスマートアグリ事業にとって、初めてとなるプラント一括受注となる。
JFEエンジニアリング、新潟にて2haの太陽光利用型植物工場プラントを一括受注
 エンカレッジファーミング(株)は、新潟市において長年にわたり農業を営んできた有限会社鈴木農園が、2013年に設立した新進の農業法人です。これまで、母体の鈴木農園とともに主として野菜苗や花苗の生産・販売を行ってきました。

今回のプロジェクトは、農林水産省の「産地パワーアップ事業」により事業費の約1/2の助成を受け、高品質かつ高効率栽培ができるトマト栽培施設を整備することで、同社の業容拡大をめざすものです。

 同社は、2013年10月にスマートアグリ事業部を発足して以降、蓄積したプラント技術や栽培技術を基に、農業事業者に対するエンジニアリング提案を展開し、プラント受注を目指してきました。
今回のプロジェクトにおいては、苫小牧での生産実績やオランダ企業からの資材調達力などが決め手となって、受注に至りました。

新設される施設は、新潟県内で初めてとなるスマートアグリプラントで、2014年に農業分野で国家戦略特区に指定された新潟市にとってもシンボリックな施設になると期待されています。これは、施設園芸の先進国であるオランダの技術を取り入れたダッチライト型連棟温室で、同国Priva社の複合環境制御システムによって温室内の栽培環境を最適に制御します。栽培面積は2haで、年間生産計画はミニトマト約400tです。

※産地パワーアップ事業
「総合的なTPP関連政策大綱」に即し、水田・畑作・野菜・果樹等の産地が創意工夫を活かして、地域の強みを活かしたイノベーションを促進することにより、農業の国際競争力の強化を図ること目的として、平成27年度補正予算より新設された事業。
「産地パワーアップ計画」に基づき、意欲のある農業者等が高収益な作物・栽培体系への転換を図るための取組を支援する。

【受注概要】
・発注者:エンカレッジファーミング株式会社
・工事名称:新潟地区 トマト栽培施設
・建設場所:新潟市西蒲区
・受注額:10.1億円(税抜き)
・完成予定:2017年3月(予定)
・工事内容:
 スマートアグリプラント一式
 (温室、栽培設備、環境制御システム)
 (温室仕様)ダッチライト型連棟ハウス
  栽培面積 2ha
  鉄骨造、ガラス被覆

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場設備販売(人工光型)_バナー

過去のピックアップ記事

  1. 中国でも施設規模の拡大と労働者不足により小型農機の需要増
     人民网・天津報道局によると、キュウリの収穫・運送、または収穫後の梱包作業に要する一人当たりの人件費…
  2. マルワトレーディング、顧客ニーズに合わせた植物工場を提案
     植物工場・水耕栽培の専門店「水耕栽培どっとネット」を運営する株式会社マルワトレーディングでは、水耕…
  3. 台湾・植物工場の市場規模と参入事例調査 2015【調査報告レポート】
    一般社団法人イノプレックスでは、2013年から毎年開催されている台湾の植物工場展示会(Photoni…
  4. 日栄インテックG、コンテナ型植物工場「スーパーアグリプラント」の販売を開始
     日栄インテックグループは、配管支持金具・太陽光架台メーカーとして豊富な実績と、多年にわたる野菜栽培…
  5. 米国の農畜産ビジネス。全体の70%がICT自動化システムを導入・家族経営でも効率的な大規模生産へ
     テクノロジーが農畜産ビジネスを大きく変えている。センサーやモニタリング装置を導入し、環境制御や効率…
  6. 1万カ所以上もあるキューバの有機都市型農業、大きなビジネスチャンスとして狙う米国の農業資材メーカー
     キューバと米国による国交正常化に関する交渉開始のニュースが広がっている中で農業ビジネスにおける交流…
  7. 世界の都市開発に期待される環境志向型アグリビルディングや植物工場
     政府は6月12日、産業競争力会議を開き、成長戦略を決定した。成長戦略は金融緩和、財政出動と並ぶ安倍…
  8. スプレッドがアフリカ地域への植物工場システム導入の可能性を検討
     完全人工光型植物工場を運営するスプレッドは、京都府亀岡市に国内最大規模の植物工場を稼働させているが…
  9. イベント報告、フェアリーエンジェル植物工場の試食見学会
     コンテナ型植物工場のカタール企業への納入というプラスのニュース(関連記事:三菱化学など、太陽光パネ…
  10. 大規模植物工場のスプレッドが生産体制を増強・フランチャイズ事業を展開へ
     国内最大規模の完全人工光型植物工場を運営するスプレッドは、産業用ロボットメーカーの安川電機と201…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. カゴメ、宮城県にて加工用トマトの大規模露地栽培へ
     太陽光利用型植物工場による生食用トマトの生産・販売を行う、カゴメ株式会社は、2012年以降、宮城県…
  2. 凸版印刷、次世代型農業ビジネスを手がける株式会社福井和郷と資本・業務提携へ
     凸版印刷株式会社は、植物工場をはじめとする次世代型農業ビジネスを手掛ける株式会社福井和郷と2016…
  3. 米国ワシントンDCでも都市型農業法案による支援も。屋上ファームや水耕栽培など幅広い生産方式が出現
     米国のワシントンDCエリアも都市型農業が盛んな地域の一つである。現地のファーマーズ・マーケットでは…
  4. NATUFIAのキッチンガーデン。デザイン家電としての植物工場プラントを開発
     エストニアに本社を置くNATUFIA Labは、今年の1月にラスベガスで行われたCES(Consu…
ページ上部へ戻る