デンソー、CO2排出量半減など「エコビジョン2025」を策定。藻類などのバイオ燃料や農業支援を推進

 株式会社デンソーは、2050年の持続可能な地域・社会を実現するためのアクションプランとして「デンソー エコビジョン2025」を策定した。2025年に達成すべき3つの目標として「エネルギー1/2」「クリーン2倍」「グリーン2倍」を設定し、具体的な行動を実施していく、という。
トヨタが昨年10月、50年までに工場のCO2排出量をゼロにする目標を掲げたのをきっかけに、グループ各社で長期計画を策定する動きが広がっている。
デンソー、CO2排出量半減など「エコビジョン2025」を策定。藻類などのバイオ燃料や農業支援を推進
グリーン2倍では、藻類などのバイオ燃料の研究や農業支援など環境に関わる新規事業の推進していく。同社は、善明製作所(愛知県西尾市)内の敷地で藻類の培養実験を継続しており、燃料用藻類の事業可能性を検証するため、熊本県天草市の廃校を利用して約2万平方メートルの微細藻類「シュードコリシスチス」の実証施設を2016年4月から稼働させている。

1.エネルギー1/2
地球温暖化やエネルギー・資源問題を解決する技術で、CO2排出量の半減を目指します。製品開発においては、燃費向上や燃料の多様化に対応する新技術・製品の開発を通じ、自動車のCO2排出量の半減に貢献します。
また工場においても、生産変動にあわせた「エネルギーJIT(Just In Time)」活動や物流改善などによりエネルギーハーフを目指し、CO2削減を推進していきます。

2.クリーン2倍
全てのステークホルダーの皆様に安心して頂けるよう、環境負荷物質の影響や排出物・廃棄物の半減を目指し継続的改善を進めていきます。自動車の排ガス低減技術の開発による各地域の大気環境改善への貢献や、工場や物流における廃棄物や水資源使用量の削減などを推進していきます。
また社員一人ひとりが、地球環境の維持にこだわり持続可能な社会を目指した行動を実践していけるよう環境に関する教育を拡充していきます。

3.グリーン2倍
豊かな自然を次世代に引き継ぐため、バイオ燃料の研究や農業支援など環境に関わる新規事業の推進や、工場緑化の推進により、自然との共生を目指した企業活動を行います。
また各地域、事業所において、環境をテーマにした社会貢献活動やイベントを実施し、社員の意識の向上・行動の促進を図るとともに、環境に優しいコミュニティづくりにつとめます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場設備販売(人工光型)_バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. 人工光を利用し、連続光への耐性遺伝子でトマトの収量2割増
     野生種トマトに存在する遺伝子を導入し、栽培種トマトの苗を自然光と人工光の下で1日24時間生育させる…
  2. 120億ドル市場の地産地消ビジネス。政府による新たな資金の貸し付けプログラムが開始
     米国農務省(USDA)では、小規模農家や近年、市場規模が拡大しつつある都市型農業に合わせた資金の貸…
  3. 完全人工光型植物工場による遺伝子組換えイチゴ。イヌの歯肉炎軽減剤が動物用医薬品として認可
     (独)産業技術総合研究所・北海道センターの生物プロセス研究部門植物分子工学研究グループは、ホクサン…
  4. NTTファシリティーズ、青森県内初の医療法人・介護系事業所に植物工場を導入
     株式会社NTTファシリティーズは、医療法人蛍慈会・石木医院において青森県で初の医療・介護系事業所へ…
  5. 米国におけるクロマグロの完全養殖 植物工場による環境制御技術の応用可能性も
     野菜の周年栽培を実現する植物工場だが、その環境制御技術は魚の養殖分野にも応用できる可能性がある。米…
  6. ノース・ダコタ州立大学が約40億円にて植物工場・研究施設を完成
     米国のノース・ダコタ州立大学では最新技術を導入した植物工場が完成した。総投資額は3300万ドル(約…
  7. カナダ、ドーム型植物工場・イチゴの垂直式栽培の試験稼働へ
     カナダのメトロバンクーバーにて、ドーム型の温室ハウスを建設し、イチゴの多段式栽培をスタートさせた。…
  8. ノルウェーにおける野菜価格と周年生産・地産地消を実現する植物工場ビジネスの可能性
    三菱化学と現地レストランが植物工場による実証生産を開始  弊社では、冬の気候が厳しく野菜の周年生産…
  9. 野菜価格高騰からスプレッドによるミニ野菜商品の生産拡大
     完全人工光型植物工場を運営するスプレッドでは露地野菜の価格高騰を受け、ミニ植物工場野菜「ベジタスミ…
  10. スプレッドがアフリカ地域への植物工場システム導入の可能性を検討
     完全人工光型植物工場を運営する株式会社スプレッドでは、植物工場の導入を希望するコンゴ民主共和国の要…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. スペインでも店舗併設型植物工場タイプのレストランがオープン
     スペインのバレンシアにてオープンしたレストラン「vuelve carolina」では、料理の素晴ら…
  2. スペインの植物工場エリア、養液栽培による安全性管理の重要性が浮上
     世界における植物工場(太陽光)の密集エリアはオランダだけではない。補光や環境制御システム等、ハイテ…
  3. 新日鉄住金エンジ、ローソンファーム秋田の植物工場に自社システム建築商品を納入
     新日鉄住金エンジニアリング株式会社の建築・鋼構造事業部のシステム建築商品「スタンパッケージ(R)」…
  4. 植物工場向け環境制御システム開発のホーヘンドールンがメキシコにトレーニングセンター開設
     太陽光利用型植物工場・施設園芸の大手環境制御システム会社でオランダのHoogendoorn(ホーヘ…
ページ上部へ戻る