福井和郷、福井県高浜町にて高糖度トマトの太陽光利用型植物工場が本格稼働

 福井県の高浜町にて進めている「次世代大規模園芸施設」の一部であるトマトの太陽光利用型植物工場が完成し、今年の1月より本格的な出荷がスタートした。施設名はファーム&ファクトリー若狭。

施設の運営企業は農事組合法人・和郷園(千葉県香取市)が出資して設立した福井和郷。

 今回、完成した植物工場は約3.6haの施設規模で、高糖度のフルーツトマト(フルティカ)を年間300トン生産し、4億円の売上を目指す。設備投資額は15億円程で、7割の約12億円は国と福井県、高浜町が補助している。

「次世代大規模園芸施設」全体の完成は平成28年度中を予定しており、総事業費は約42億円を見込んでいる。福井和郷が約3割、国の補助金や町の予算で約7割を負担する。H28年度中には、完全人工光型植物工場によるレタス・ベビーリーフの生産施設、加工工場の建設を予定している。