夕張メロン・神戸ビーフなど、地理的表示保護制度 7品目を登録

 農林水産省は北海道夕張市の「夕張メロン」や兵庫県の「神戸ビーフ」など全国7品目について、国が地域ブランドとして保護する「地理的表示保護制度(GI)」に登録した。「地理的表示保護制度」は、生産者などでつくる団体の申請に基づいて、国が農林水産物や食品のうち産地名などを含んだ特産品を地域ブランドとして登録する制度となっている。
夕張メロン・神戸ビーフなど、地理的表示保護制度 7品目を登録

認定マークであるGIマークは消費者にとって一目で「高品質」と判断できる材料として、地方の隠れた名産品を知る機会になる。また国内にとどまらず海外への輸出拡大などが期待される。同様の制度を持つ環太平洋経済連携協定(TPP)参加国と相互に相手国の地域ブランドを保護する相互認証も検討している。

GIマークについて、酒類では既に山梨県のワイン「山梨」、長崎県壱岐市の焼酎「壱岐」、石川県白山市の清酒「白山」などが国税庁により登録されている。