台北や韓国などの都市型農業拡大。ソウル市は2年間で約4倍(118ha)の緑化・農地エリア拡大

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 台北市では市が中心となって都市型農業や都市エリアの緑化を進めており、市民参加型の貸農園、学校・生徒と管理する小さな農場、ファーマーズマーケット等が増え、農業や野菜に触れる機会も以前より増えている。

また、12月5日には台北市内にて庭園や緑化デザインに関する展示会も開催されており、多くの市民や関係者が訪問していた。

台北では市が管理・運営する19の農場があり、学校や公共の建物屋上スペースなどで270種類ほどの野菜を栽培した実績をもち、市民や子供たちと一緒になって、環境や農業・食育に関する学習機会を提供している。

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台北中心部にあるシンボル的なタワー「台北101」の近くにある市役所の周辺にも、市が管理する貸農園があり、野菜やトウモロコシなどの農作物を栽培している。
写真は先日の[台湾・植物工場マッチング視察ツアー]における訪問の様子

こうした流れは台湾(台北)だけでなく、アジア各国でも植物を利用したグリーン都市開発が行われている。シンガポールや韓国(ソウル市)などが代表例として挙げられるが、例えばソウル市では2012年に都市型農業政策を実行し、自治体主導による都市部エリアの農地拡大を進めてきた。

その結果、ソウル市の都市型農業面積は2012年には29ヘクタールだったものが、2014年には118ヘクタールにまで拡大しており、2018年には現状の5倍の緑化・農地拡大を目指している。

将来的には、全ての都市部住民が徒歩10分圏内でアクセスできるように、あらゆる場所の緑化を進めていくという。こうした都市エリアにおける農地・緑化エリアの拡大には、植物を効率よく生産する植物工場のような生産技術も必要とされるだろう。