みちのく銀行は、有限会社安部製作所が実施する「廃校を活用した人工光型植物工場ビジネス」の事業性を評価し、連携機関である青い森信用金庫とともに融資契約を行った。植物工場設備プラントにはアルミス社が協力している。
小・中学校は立地条件や構造的価値からも地域の拠点的な施設であるものの、少子化による児童・生徒数の減少や市町村合併などの影響により、多くの学校が廃校となり、その有効活用が求められております。
本事例は、廃校となった五戸南小学校を近年注目を集める植物工場に再活用することで、地域経済の活性化と雇用の確保を進める取組みとなっております。
安部製作所は、精密機器製造業より平成25年12月に人工光植物工場へ業態転換し、平成26年2月には、県内初の人工光利用型植物工場を稼働させている。
前事業で培ったノウハウと技術を活かしたクリーンな環境ときめ細やかな育成管理を行い、天候や病害虫に左右されない安定した野菜「クリーンキラキラベジタブル」ブラントにて生産・販売している。
廃校の校舎は鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積が2,566㎡となっている。賃貸料は無料で、植物工場の栽培面積は約350㎡となっており、リーフレタス、ベビーリーフ等の葉物野菜を生産していく。
改修のための総事業費は6,200万円。11月20日には本施設が稼働予定であり、25日は報道機関向けに施設公開が行われる。
● 安部製作所、商業プラントとして青森県内初の完全人工光型植物工場をオープン
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