日本チェーンストア協会、8月の販売概況を発表。猛暑により食料品も好調に推移

日本チェーンストア協会、8月の販売概況を発表した。会員企業数は59社・9,392店舗の中で食料品は7,428億円を占めており、8月は食料品、衣料品、住関品ともに猛暑日が続いたこともあり好調に推移し、中旬以降の気温低下による影響もあったが、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は、5カ月連続のプラスとなった。

平成27年8月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
※会員企業数 59社/店舗数 9,392店
※総販売額 1兆1,283億円
 (店舗調整前) 102.8%(店舗調整後) 102.0%

<部門別の概況>
・食料品  7,428億円
 (店舗調整前) 103.3% (店舗調整後) 102.7%
・衣料品    922億円
 (店舗調整前) 104.5% (店舗調整後) 103.9%
・住関品  2,254億円
 (店舗調整前) 102.7% (店舗調整後) 101.7%
・サービス    33億円
 (店舗調整前)  98.7% (店舗調整後)  98.6%
・その他    644億円
 (店舗調整前)  96.1% (店舗調整後)  93.8%
日本チェーンストア協会、8月の販売概況を発表。猛暑により食料品も好調に推移

★商品別の動き
<食料品>

●農産品
農産品は、大根、ジャガイモ、玉ねぎ、レタス、トマト、山芋、カット野菜などは好調に推移したが、きゅうり、トウモロコシ、ホウレン草などは不調だった。果物では、スイカ、梨、リンゴ、キウイ、バナナ、カットフルーツの動きは良かったものの、モモ、オレンジ、パイナップルなどの動きは鈍かった。

●畜産品
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに動きは良かった。鶏卵の動きは良かったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。

●水産品
水産品は、刺身の盛り合わせ、アジなどの近海魚、うなぎ、サンマ、切り身などの動きは良かったものの、マグロ、スルメイカ、ちりめん、魚卵、冷凍魚などの動きは鈍かった。

●惣菜
惣菜は、温惣菜では揚げ物、スナック、中華が好調だったが、焼き物は不調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜とも動きは良く、米飯、寿司の動きも良かった。

●その他食品
その他食品は、ヨーグルト、食用油、調味料、麺類、アイスクリーム、飲料、酒類などの動きは良かったが、米などの動きは鈍かった。

※ 詳細URL;http://www.jcsa.gr.jp