有限会社人事・労務は、民間企業として農業業界初となる、ICTの技術を活用した無料農業経営支援ポータルサイト「われらまちの農縁団」をオープンした。地方で暮らし農業を営む農業経営者の方に、士業をはじめとした経営の専門家が「まち」から知識と情報を発信し、「脱 家族経営」を実現して、持続的に経営するサポートをする。
■「われらまちの農縁団」スタートの経緯
2011年に農業部門を設立し、都市近郊農家を中心にサポートしてきましたが、最近、地方の農業関係者の方から、助成金情報やマイナンバー、規則、保険加入等について、たくさんの相談をいただくようになりました。地方の課題を「まち」にいながら解決したいと思い、ICTを導入したところ、通常片道何万円もかけて訪問するような場所からの相談でも、迅速に解決することが可能になりました。
■掲載コンテンツ
これまで地方の農家さんは、「まち」との圧倒的な情報格差により、ほとんどの経営体が「家族」でした。しかし、少子高齢化の煽りから後継者は不足し、TPPが締結すればグローバルな競争を強いられるという状況の中で、家族経営では持続的な経営が難しくなりました。
まさに、農業経営の転換期である今だからこそ、他の業種の経営にも精通する専門家の視点を取り入れ、「脱!家族経営」を目指す必要があると感じています。
当サイトでは、無料会員登録後、農家さんが経営の専門家に質問し、また他者の相談も確認することができるQ&Aを中心としております。また、それぞれの専門家の視点で抜粋した実務的に役立つ書式集や、経営の専門家のセミナーを自由にみられるアーカイブ動画も備えており、農業経営に関する課題解決方法を探すことに特化したサイトとなっています。
■今後の展開
オンラインビデオ電話のサービスでさらにボーダレスになり、地方の農業経営者の課題を解決すると共に、関係性を構築することで、農業経営者と「まち」の人や会社が共にプロジェクトを行なうオープンイノベーションな場を提供していきます。
脱!家族経営~「われらまちの農縁団」
URL:http://social-jinji-roumu.com/farming/index.html
投稿者プロフィール

最新の投稿
ビジネス・経営動向2019.02.16ソフトバンク・テクノロジー、各農業データ・サービス各社と連携
北米2019.02.15米国にて1日5,000株のタワー型・植物工場が稼働。使用電力を再生可能エネルギーへ切り替えも
太陽光型2019.02.15トレード「京都きのこ研究所」を移転拡充。栽培技術から商品開発までをワンストップで
テクノロジー2019.02.15宇都宮大と鳥取大など、干ばつに強く水を節約して育つコムギの開発に成功