【お知らせ】海外市場を中心とした植物工場ビジネス・セミナー講義の様子

 弊社では完全人工光型植物工場を対象とした「植物工場ビジネス・セミナー講義」を行っておりますが、8月に入っても数件の講義を実施いたしました。今回は要望として多かった「植物工場における海外市場」を中心に発表させて頂きました。

海外市場を中心とした植物工場ビジネス・セミナー講義の様子海外市場を中心とした植物工場ビジネス・セミナー講義の様子
米国における量産施設の様子(左)/台湾における植物工場企業の紹介(右)

 人工光型植物工場の量産技術について、日本は世界でもトップリーダーの地位を維持しておりますが、近年は米国や台湾、韓国・中国の他、欧州エリアでも植物工場施設が増えつつあります。例えば台湾は現在、植物工場ブームに近い状況となっており、日本における第3次ブームのキッカケとなった2009年前後に近い状況です。

植物工場レタス(生サラダ用)の価格は1株300~500円近くにて販売されており、今後は日本と同様に販売価格の低下が予測されます。

台湾は現在、植物工場ビジネスの過渡期にあるといえます。日本と比較すると国内市場規模が小さく、従来は生野菜を食する文化・風習を持たない台湾でも、TVメディアにて「アイスプラント」が健康に良い、と報道されると翌日にはスーパーの店頭から商品がなくなるようなこともありました(現在の販売は一定にて落ち着いている)。

その他、店舗併設型植物工場を10店舗以上も展開する企業、中国本土への進出を果たす企業など、様々な事業モデルを展開しながら成功を目指して各社がチャレンジしている段階です。
海外市場を中心とした植物工場ビジネス・セミナー講義の様子

台湾では大規模だけでなく、家庭用や飲食店レストラン向けに小型の植物工場を開発・販売する企業も急増しており、台北市内では店舗併設型レストランを見かける機会も増えている。

また人工光型植物工場では2000年以降から徐々にベンチャー企業が出現している米国では、葉野菜の生産を目的とした施設数では世界でNo.2(日本がトップ)となっており、1日1万株以上の量産施設や医療用・機能性素材の生産を目的としたGM(遺伝子組み換え)植物工場など、日本とは異なる方向性にて研究開発が進められています。

米国では小規模のデモ施設を開発する際には、Kickstarter(キックスター)などのクラウドファンディングにて、比較的スムーズに資金を調達し、事業が大きくなれば大手投資会社からの資金調達に成功する植物工場関連ベンチャーも出現してます。

 日本企業が新規事業や海外市場への展開を計画する際、海外の技術レベルや現在の市場動向を正確に把握した中で事業戦略を考える必要があります。

弊社の植物工場ビジネス・セミナー講義では、受講者の要望に沿った形にて講義内容をカスタマイズしております。知りたい内容だけをピンポイントに理解することができますので、幅広い業種・企業様のご参加をお待ちしております。

※ 詳細ページ:植物工場ビジネス・セミナー講義

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植物工場・農業ビジネス編集部

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