NECソリューションイノベータ「画像認識による虫画像の同定を支援する技術」で共同研究開始

 NECソリューションイノベータと北海道大学のメディアダイナミクス研究室は「画像認識による虫画像の同定を支援する技術」に関する共同研究を2015年7月に開始する。農業の生産現場では、農作物上に見つけた虫の種類を即時に特定することが難しく、適時/適切な防除を実施しにくいという課題を抱えていることから、特定の虫の画像を様々な虫画像を集めたデータベースと照合して類似するものを検索する技術を共同で開発する。

本研究の成果を踏まえ、スマートフォン等で撮影した虫画像から虫の種類を同定するためのシステムを開発することで、病害虫の適切な防除を支援し、安心・安全な農作物の生産、生産性の向上に貢献することを目指す、という。

NECソリューションイノベータ「画像認識による虫画像の同定を支援する技術」で共同研究開始

■研究の背景
 環境の保全や食品の安全性に対する消費者や生産者の関心の高まりから、病害虫の種類に合わせて農薬の使用量を最小限にするなど、人の健康と環境へのリスクを軽減する適切な方法で病害虫を防除し、農作物被害を防ぐことが農業従事者に求められています。
しかしながら、多くの昆虫が分布している日本において、“害虫”とされる昆虫は約2000種にのぼります。外観が似ている病害虫も多いため、生産者が即時に種類を特定することは難しい状況です。

NECソリューションイノベータと北海道大学長谷山研究室は、農業従事者へのヒアリングから上記のような課題を把握し、その解決に向け、同研究室が世界に先駆けて始めた発想支援型の画像検索研究による知見や画像認識特許技術を活かした技術開発を開始しました。

■参考
 北海道大学 情報科学研究科 メディアダイナミクス研究室
 http://www-lmd.ist.hokudai.ac.jp/