温州みかん含有のβクリプトキサンチン、機能性表示制度への活用を推進

 農林水産省は4月27日に「果樹農業振興基本方針」を公表した。中でも、果物の商品選択や新需要創出に向けて消費者へ強くアピールするため、温州みかんに含まれる「β-クリプトキサンチン」に対して、4月より開始した機能性表示食品制度の活用を強く推進すると記載した。

国内の果実生産量は、輸入果実の増大、食習慣の変化等を背景として、昭和54年の675万トンをピークとして減少に転じ、近年では300万トン前後で推移している。また、品目で見ると、うんしゅうみかんの生産量が大きく減少する一方で、その他の品目では、生産量が増加した品種もあり、品目・品種の多様化が進んでいる。

 果物は各種ビタミン、ミネラル、植物繊維などが豊富に含まれ、健康の維持・増進に役立つ機能性成分も含まれており、新制度を活用しながら、サプリメントの補助的な食品に頼らず、バランスの良い食生活の重要性なども含めた適切な情報提供を行う必要がある。

 その他、りんごの「プロシアニジン」などについても、機能性に関する科学的根拠・情報等の蓄積、成分の定量方法の標準化等の取組を、試験研究機関等の関係機関が連携して推進する必要がある、と主張している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー

過去のピックアップ記事

  1. 太陽光利用型植物工場を活用した震災復興事業が倒産へ
     2012年6月に宮城県名取市に太陽光利用型植物工場を建設し、レタスやベビーリーフの水耕栽培による生…
  2. カナダ、ドーム型植物工場・イチゴの垂直式栽培の試験稼働へ
     カナダのメトロバンクーバーにて、ドーム型の温室ハウスを建設し、イチゴの多段式栽培をスタートさせた。…
  3. 北海道最大級のファームノートサミット2016 ~生産と消費をつなぐ次世代農業~
     先月末11月30日、北海道帯広市の北海道ホテルにて、北海道最大級の農業カンファレンスであるファーム…
  4. 沖縄セルラー電話、植物工場の運営ノウハウとIoTを活用した家庭用水耕栽培キットを来年2月発売
     沖縄セルラー電話株式会社は、株式会社KDDI総合研究所の技術協力を得て、IoTを活用した家庭用の植…
  5. 米国ワシントンの大学、食・農業ビジネスを通じて都市問題を解決する起業家の育成へ
     米国ワシントンDCにあるディストリクト・オブ・コロンビア大学では、食・農業ビジネスを通じて都市問題…
  6. 台湾・植物工場の市場規模と参入事例調査 2015【調査報告レポート】
    一般社団法人イノプレックスでは、2013年から毎年開催されている台湾の植物工場展示会(Photoni…
  7. 人工光を利用し、連続光への耐性遺伝子でトマトの収量2割増
     野生種トマトに存在する遺伝子を導入し、栽培種トマトの苗を自然光と人工光の下で1日24時間生育させる…
  8. JR東日本グループ、太陽光利用型植物工場トマトを様々なメニューで採用。六次産業化による地域活性化も
     JR東日本グループでは、農業を通じたものづくりの一環として、太陽光利用型植物工場を運営する「JRと…
  9. 水の上に浮かぶオランダのハイテク都市型農業。植物工場と畜産による野菜やミルク加工品などを生産
     オランダのロッテルダムでは都市部での食料生産に関する最新プロジェクトが動き出している。水の上に農場…
  10. 米ウォルマートが、ジェット・ドット・コムを33億ドルで買収へ。急速に拡大しているEC事業に対応
     世界最大の小売企業であるウォルマート・ストアーズは8月8日、会員制ECマーケット・プレイス「Jet…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. 2050年までに25億人以上が新たに都市部住民へ。加速する都市型農業の必要性
     国連レポートによると、世界の70億人の人々の半数以上が、東京やデリー、上海、メキシコシティ、サンパ…
  2. 静岡県が先端農業推進セミナーを9/7に開催。平成29年開設リサーチセンターの公募説明も
     静岡県では9月7日、健康長寿に貢献する「農・食・健連携」による産業の活性化をテーマに、県と共同研究…
  3. 韓国LGグループによる植物工場・アグリビジネス参入。生産者による反対・LG製品のボイコット運動まで発展
     ビッグデータの解析、製造工場の自動化・知能化などを進める韓国LGグループのLG CNS社は、約35…
  4. 米国ワシントンDCでも都市型農業法案による支援も。屋上ファームや水耕栽培など幅広い生産方式が出現
     米国のワシントンDCエリアも都市型農業が盛んな地域の一つである。現地のファーマーズ・マーケットでは…
ページ上部へ戻る