デリカフーズ、トマトなどの野菜品質評価指標を開発

 デリカフーズのグループ会社である、デザイナーフーズと、東京デリカフーズは、三菱総合研究所と連携して「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」公募研究の採択を受けた。研究テーマは、情報工学との連携による農林水産分野の情報インフラの構築である。

デリカフーズは、野菜の流通加工を全国に展開し、健康志向ニーズに即した新商品の企画・開発を行ってきました。10年以上の野菜機能評価実績から生まれた国際的にも屈指の「野菜機能データベース」とその成果を生かし、需要創造型提案営業の推進や食品安全確保に対する取組によって多くの御客様から高い評価を頂いております。

また、マーケットニーズに基づいた野菜品質評価指標「デリカスコア」を利活用し、多様化する消費者ニーズや付加価値を数値として「見える化」することでサプライチェーン/バリューチェーンを創造してきました。

 本研究では、「デリカスコア」を基盤に、トマトを中心とした野菜や米に関するデータ活用法、指標化方法、消費者への伝達手法など、品質(中身)を見える化する「野菜・コメの総合的品質指標」(デリカスコア進化版)を開発します。

野菜・コメの品質を表す指標をマーケット全体に提供し、農業ICT共通プラットフォームで蓄積される栽培データ(シーズ)と、利用者(サプライチェーン全体)のニーズとを適切に紐づけることにより、野菜品質の再現性を確保するとともに、栽培技術継承のみならず技術革新を可能とすることで、農業を「成長産業」として高度化することを目指します。