名古屋大学などの研究グループ、米粒大きくする遺伝子特定・収量大幅増に期待

 イネの種子である米粒のサイズを大きくする遺伝子を名古屋大などの研究グループが特定し、22日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。1株当たりの収量は約15%増えるといい、食糧問題への貢献が期待される。

研究では、ジャポニカ米の「日本晴」とインディカ米の「カサラス」を交配。できた個体約100個のDNA型と種子のサイズを調べ、12本ある染色体のうち、カサラスの6番染色体に種子のサイズを大きくする遺伝子「GW6a」があることを突き止めた。

他品種のイネでも、カサラスと交配することで収量の増加を見込めるという。名大生物機能開発利用研究センターの芦苅基行教授は「遺伝子組み換えではないので安全性も担保される。食糧問題解決の一翼を担えれば」と話している。
イネと遺伝子配列が似ているコムギやオオムギも、遺伝子をGW6aと組み換えると、種子のサイズが大きくなる可能性があるという。

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