汚泥からリン資源の回収プラントが完成、農業向け肥料への利用期待

 愛媛県立衛生環境研究所が中心となって研究を進めているし尿汚泥からリン資源を回収する技術の実用化に向けて、新たな実験プラントが11月末に完成し、公開された。

農業肥料として不可欠なリン資源は将来の高騰が懸念されており、100%輸入に頼っている日本では、安定的な確保が課題となっている。研究は平成24年度から環境省の補助金を獲得し、産学連携の形で愛媛大学、ダイキアクシスと共同で進められており、今年度が最終年度となる。

汚泥からリン資源の回収プラントが完成

汚泥の焼却灰にはリン鉱石並みのリンが含まれており、硫黄酸化細菌というバクテリアを利用して汚泥の焼却灰からリンを溶出させた後、吸着剤を利用してリンを回収する、というもの。本技術の実証後は実際に農場での栽培実験を行い、リン鉱石から生成した通常の肥料との比較も必要となる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
昭和電工 植物工場 バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー

過去のピックアップ記事

  1. 米ウォルマートが、ジェット・ドット・コムを33億ドルで買収へ。急速に拡大しているEC事業に対応
     世界最大の小売企業であるウォルマート・ストアーズは8月8日、会員制ECマーケット・プレイス「Jet…
  2. 英国政府、アグリ技術の事業化支援に30億円を投資
     約125億円の規模をもつ大型官民ファンドのアグリテック・カタリストでは、イギリス国内に蓄積されてい…
  3. 植物工場による生産・販売事業からの撤退、今後はプラント開発に集中
     検査用LEDのシーシーエスは、新規事業として完全人工光型植物工場による野菜の生産・販売や飲食店経営…
  4. フィリピンの田んぼアート。ドローン・アグロツーリズムによる若者世代への新たなアプローチ
     フィリピンのお米研究所(Philippine Rice Research Institute)の「…
  5. 米国の水耕小売企業が垂直型植物工場にて巨大なバジル栽培に挑戦
     人工光植物工場による垂直栽培装置の製造・販売を行うスーパークローゼット・ハイドロポニクス社では、自…
  6. スプレッドがアフリカ地域への植物工場システム導入の可能性を検討
     完全人工光型植物工場を運営する株式会社スプレッドでは、植物工場の導入を希望するコンゴ民主共和国の要…
  7. 農業版シリコンバレー バイエル社が1200万ドルをかけて研究用の大型植物工場を建設
     バイエル社(バイエル・クロップ・サイエンス社)は、新技術の実証ショールームとして大型の太陽光利用型…
  8. 野菜価格高騰からスプレッドによるミニ野菜商品の生産拡大
     完全人工光型植物工場を運営するスプレッドでは露地野菜の価格高騰を受け、ミニ植物工場野菜「ベジタスミ…
  9. オリンピア照明、家庭用LED植物工場「灯菜アカリーナ」に続き、本格的なインテリア照明を販売開始
     オリンピア照明株式会社は、これまでお部屋で野菜を育むインテリアとして簡単に葉もの野菜やハーブが室内…
  10. 植物工場による微細藻類の可能性 ミラノ万博でも展示
     日本ではユーグレナに代表とされる微細藻類の多くが開放型(ため池)での生産が一般的だが、海外では太陽…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. エチオピアの家族経営農家を支援。サステナブル農法「水滴収集グリーンハウス」を提案
     エチオピアの家族経営・小規模農家を支援する組織「ルーツ・アップ」では、小規模でも独立・採算性を確保…
  2. ネパール・カトマンズ市による都市型農業・屋上ファームの普及、住民へのトレーニングも実施
     ネパールのカトマンズ市は都市型農業や都市緑化を拡大させるため、住民150戸に対して屋上・テラス等の…
  3. フットボール49ersスタジアムにて屋上菜園を実践。都市型農業を通じて環境保全・地域貢献へ
     フットボール・チームのサンフランシスコ・フォーティナイナーズの本拠地「リーバイス・スタジアム」では…
  4. 植物ストレスホルモンを制御する新化合物の開発、乾燥ストレスによる生産性低下の緩和も
     静岡大学の轟 泰司教授および博士課程の竹内 純大学院生と、鳥取大学の岡本 昌憲助教らは、植物のスト…
ページ上部へ戻る