ローソン、関東圏を中心に120店舗を展開するスーパー「成城石井」を買収

 株式会社ローソンは、株式会社成城石井の株式を、丸の内キャピタル株式会社が管理・運営する丸の内キャピタル第一号投資事業有限責任組合より譲り受けることを決定し、2014年9月30日、株式譲渡契約を締結した(写真は成城石井の公式facebookページより)。

ローソン、関東圏を中心に120店舗を展開するスーパー「成城石井」を買収

1.成城石井株式取得の理由
 コンビニエンスストア事業を展開するローソンは、社会環境やお客様の生活の変化に対応し、様々な取り組みを行ってきました。
女性の社会進出をサポートする「ナチュラルローソン」、核家族化の食卓をサポートする「ローソンマート」、医薬品販売やヘルスケア機能の強化型店舗、ブランパンやピュアシリーズなど健康を意識した商品開発、土壌からこだわった野菜や惣菜の販売によるスーパーマーケットの代替等、他社にはない付加価値を追求しております。

 一方、成城石井は「食にこだわり、豊かな社会を創造する会社」を目指し、高いマーチャンダイジング力で高付加価値を追求してブランド力を構築、関東圏を中心に120店舗を展開(平成26年9月時点)しております。

小商圏型製造小売業を標榜するローソンは、独自の仕組みで「おいしい」を追求し、安全安心な商品を開発・製造する成城石井と製造小売という面で共通点を持っており、さらに一般的なスーパーおよび高級スーパーとは一線を画した成城石井との協業には大きな可能性があると考え、全株式を譲り受けることといたしました。

 今後も成城石井の経営理念を尊重の上、成城石井がこれまで築いてきたブランド等の事業基盤を大切にし、現在の体制を維持しつつ、ローソンが持つ店舗立地獲得、ロジスティクス、購買データの活用等に関するノウハウ提供を通じて、大都市圏市場における二極化への対応を強化し、圧倒的な競争力を有する業態として進化し続けていくことをサポートしてまいります。