住友商事グループ、マレーシアの肥料製造販売会社の経営権取得

 住友商事株式会社とアジア大洋州住友商事会社(本社:シンガポール、両社総称して以下「住友商事グループ」)は、マレーシアの肥料製造販売会社であるUnion Harvest(M)Sdn.Bhd.(UHM社)の株式を60パーセントまで買い増し、経営権を取得した。

 マレーシアの肥料市場は年間約450万トンと世界有数の規模を誇り、世界で最も生産が多い植物油であるパーム油(オイルパーム)用肥料が80パーセント以上を占めます。マレーシアは、世界の約40パーセントのパーム油を生産しており、今後もオイルパームプランテーションの面積増加や植替需要に伴い、肥料市場も安定的な成長が予想されます。

UHM社はマレー半島東部のパハン州クアンタンに年間生産能力15万トン規模の化成肥料(注1)工場を持ち、同国内のオイルパームプランテーション向けの肥料を製造しています。同社の製品は一般的な化成肥料に比べ効果が持続する特徴があり、その代表的な商品銘柄は同国のパーム油産業を所管する政府機関からの推奨も受けるなど高い評価を得ています。

住友商事グループは、日本、中国、マレーシア、豪州など主にアジア大洋州域内で、肥料の末端需要家である農家やプランテーションへの肥料製品の販売を中心に、長年にわたり肥料事業を展開しています。

マレーシアでは1993年に市場参入し、2004年にUHM社の20パーセント株式を取得しました。そして今般、更なる事業拡大を狙い株式の買い増しを実施しました。今後、住友商事グループが培ってきた肥料事業経営ノウハウや地域のネットワークを活かしたビジネスの拡充に取り組みます。

 2020年までには、新工場建設などを通じて売上高を現状の約3倍(約200億円)まで増やす計画であり、農薬をはじめとする農業生産資材など幅広い商材の取り扱いや、世界最大のパーム油生産国であるインドネシアへの進出も検討します。住友商事グループは、農作物の安定的な生産に欠かせない高機能な化成肥料等の流通を通じ、全世界的に増加する食料需要に応えていきます。

(注1)化成肥料:チッソ、リン酸、カリのうちいずれか2成分以上を含む肥料の総称。少ない施肥回数で効果を得られるといった特徴がある。

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