次世代センサ協議会によるセミナー開催、今後の植物工場やさいの拡大へ

 一般社団法人次世代センサ協議会では5月15日「植物工場の現状と展望」をテーマにセミナーが開催された。同セミナーでは、農研機構 野菜茶業研究所の中野氏が、実証拠点にて推進している施設園芸・太陽光利用型植物工場におけるトマト、パプリカ、キュウリといった果菜類を中心に、オランダモデルを参考に国内研究の現状と今後の課題について発表した。

発表内では、高収量かつ高品質を実現する品種改良技術/栽培技術、環境制御の統合化などの重要性を紹介するとともに、「生産性の向上」や「エネルギー問題への対応」、「健康分野」などをキーワードとして挙げていた。

 その他、弊社より国内外における植物工場の最新事例について、明治大学からは、植物工場基盤技術研究センターの取り組み(農商工連携を軸にした都市設置型植物工場の研究)、事業としてのポイント、イチゴの完全人工光型植物工場、LEDやCCFL(冷陰極管)による植物育成に関する研究などを紹介した。

次世代センサ協議会によるセミナー開催、今後の植物工場やさいの拡大へ次世代センサ協議会によるセミナー開催、今後の植物工場やさいの拡大へ
アグリウェーブ社の発表資料。
(左)信州大学のコンテナ型/(右)操作性の高いタッチパネル式コントロール

また、企業による参入事例として、センサー開発や大学との産学連携・共同研究にも力を入れているアグリウェーブ社が発表し、自社が開発するコンテナ型〜大規模施設、信州大学や京都府立大学との共同研究、環境制御技術による同社の強みについて紹介した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場設備販売(人工光型)_バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. カナダ、ドーム型植物工場・イチゴの垂直式栽培の試験稼働へ
     カナダのメトロバンクーバーにて、ドーム型の温室ハウスを建設し、イチゴの多段式栽培をスタートさせた。…
  2. 国際宇宙ステーション内の植物工場にてレタスを初めて試食
     国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士が、機内の植物工場…
  3. 植物工場による生産・販売事業からの撤退、今後はプラント開発に集中
     1992年に京都で創業したシーシーエス株式会社は、LEDを使用した照明装置の専業メーカーである。特…
  4. 人工光を利用し、連続光への耐性遺伝子でトマトの収量2割増
     野生種トマトに存在する遺伝子を導入し、栽培種トマトの苗を自然光と人工光の下で1日24時間生育させる…
  5. 人工光型植物工場によるイチゴ商品の販売へ いちごカンパニー
     完全人工光型植物工場にてイチゴを生産するいちごカンパニーは、LEDを使った植物工場で栽培したイチゴ…
  6. サラダコスモ、工場生産スプラウト・もやし商品が水耕栽培で全国初の有機認証を取得
     工場生産によるスプラウト・発芽野菜メーカーのサラダコスモでは、オーガニック緑豆もやしとオーガニック…
  7. LA DITTA、人工光型植物工場のASEAN輸出に向けシンガポール18店舗でテスト販売
     株式会社LA DITTA(ラ・ディッタ)は、シンガポール現地の流通会社EASTERN GREEN …
  8. UAE初・最新の太陽光利用型植物工場ベンチャー。来年夏にトマトを初収穫
     シリコンバレーを拠点に投資活動を行っていたSky Kurtz氏が中東UAEにベンチャー企業「ピュア…
  9. 水の上に浮かぶオランダのハイテク都市型農業。植物工場と畜産による野菜やミルク加工品などを生産
     オランダのロッテルダムでは都市部での食料生産に関する最新プロジェクトが動き出している。水の上に農場…
  10. 米国におけるクロマグロの完全養殖 植物工場による環境制御技術の応用可能性も
     野菜の周年栽培を実現する植物工場だが、その環境制御技術は魚の養殖分野にも応用できる可能性がある。米…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. イギリスにおける施設園芸の技術開発機関、LED光源・多段式を採用した植物工場が稼働
     イギリスのストックブリッジ・テクノロジー・センターでは、民間企業と連携しながら、LED光源による補…
  2. 「生物農薬」で販売される飛ばないテントウムシ、ハウス内にて長期間の防除効果が期待
     農研機構の「近畿中国四国農業研究センター」は、テントウムシの一種・ナミテントウを飛ばないように改良…
  3. 三菱化学、ローソンファーム秋田からベビーリーフ用の植物工場システムを受注
     三菱化学株式会社は、株式会社ローソンファーム秋田からベビーリーフ用の完全人工光型植物工場システムを…
  4. 英国消費者の30%が意識的にローカルフード食材を購入
     英国の食品・食料品流通関連の調査会社であるIDGによると「意識的に地元食材(ローカルフード)を購入…
ページ上部へ戻る