腎臓病透析患者をメインターゲットとする低カリウム野菜の生産にむけて、量産技術を持つ会津富士加工とフランチャイズ契約を締結(片倉工業)

片倉工業は全国に約30万人が存在する腎臓病透析患者をメインターゲットとした低カリウムレタスの生産について、既に量産技術を持つ会津富士加工(福島県会津若松市)とフランチャイズ契約を結び、技術の提供を受けながら完全人工光型植物工場にて生産を行う。


埼玉県加須市にある同社の自動車部品工場内の空きスペースを利用して栽培し、今秋に出荷を始める予定。カリウムの含有量を5分の1程度に減らすことでえぐみが少なくマイルドな味になるという。


植物工場の投資額は約3億円。1日の生産量は約3800株で、生産したレタスは会津富土加工が購入し、デパ地下や病院などに販売する。販売価格は90グラムで480円程度を想定する。一般的なリーフレタスに比べ、えぐみが少ないほか農薬を使わないため水洗いの必要がないのも特徴である。

低カリウム野菜の量産事業化の決定について

片倉業株式会社は、会津富士加工株式会社(本社:福島県会津若松市、代表取締役社長:松永茂)とフランチャイズ契約を締結し、新規事業として人工光による完全閉鎖型植物工場で、農薬を使用していない安全・安全な低カリウム野菜を量産事業化することを決定しましたので、お知らせいたします。


当社は、中期経営計画「カタクラ2016」の中で「介護・福祉」「環境関連」「コミュニティサービス」「健康」の4分野において、グループの新たな柱となる事業を創出すべく取り組んでまいりました。

アグリ関連の取り組みとして、植物工場での付加価値野菜の生産について研究を重ねてきましたが、会津富士加工株式会社が世界で初めて量産化に成功した低カリウムレタス「ドクターベジタブル」に着目し、そのせ試算技術・ノウハウの提供を受け、量産事業化するため、フランチャイズ契約を締結しました。

腎臓病透析患者をメインターゲットとする低カリウム野菜の生産にむけて、量産技術を持つ会津富士加工とフランチャイズ契約を締結(片倉工業)

■事業の概要
フランチャイズ契約

:会津富士加工からの技術提供、全量買取
工場用地
:埼玉県加須市(機械電子事業部加須工場内)
工場規模
:延床面積約1,000平方メートル
生産規模
:フル生産時3,800株/day
投資額
:総額約3億円


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
昭和電工 植物工場 バナー
植物工場設備販売(人工光型)_バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. 植物工場によるトマト生産の田園倶楽部奥出雲が倒産を申請
     太陽光利用型植物工場にてトマトの生産を行っていた島根県奥出雲町の農業生産法人「田園倶楽部奥出雲」が…
  2. タイのショッピングモールでの屋上菜園。環境志向型アグリビルディングの実証スタート
     タイのチュラーロンコーン大学が約2000万円を投じて、7階建てのショッピングモール(サイアム・スク…
  3. lettuce_nara8
     東京電力・福島第一原発の事故の影響で食の安全への関心が高まる中、完全人工光型植物工場にて4種類のレ…
  4. ローム 完全人工光型植物工場による一季成りイチゴの生産へ
     ロームは2014年9月、福岡県筑後市の子会社の半導体工場内で、LED光源を利用した完全人工光型植物…
  5. 農業版シリコンバレー バイエル社が1200万ドルをかけて研究用の大型植物工場を建設
     バイエル社(バイエル・クロップ・サイエンス社)は、新技術の実証ショールームとして大型の太陽光利用型…
  6. サラダコスモ、工場生産スプラウト・もやし商品が水耕栽培で全国初の有機認証を取得
     工場生産によるスプラウト・発芽野菜メーカーのサラダコスモでは、オーガニック緑豆もやしとオーガニック…
  7. 水不足のカリフォルニア州にて新たな都市型CSA農業モデルを実践。水耕栽培・アクアポニクスによる新技術導入
     昨年(2015年)の米国・カリフォルニア州における水不足は深刻な状況であった。同州では水不足の状態…
  8. ノース・ダコタ州立大学が約40億円にて植物工場・研究施設を完成
     米国のノース・ダコタ州立大学では最新技術を導入した植物工場が完成した。総投資額は3300万ドル(約…
  9. 米国におけるクロマグロの完全養殖 植物工場による環境制御技術の応用可能性も
     野菜の周年栽培を実現する植物工場だが、その環境制御技術は魚の養殖分野にも応用できる可能性がある。米…
  10. カナダ、ドーム型植物工場・イチゴの垂直式栽培の試験稼働へ
     カナダのメトロバンクーバーにて、ドーム型の温室ハウスを建設し、イチゴの多段式栽培をスタートさせた。…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. 和ハーブの女王である「ヨモギ」の機能性と利用方法
     植物工場や農業ビジネスにおける新規参入では販路確保とともに生産品目の選定も重要である。今回は機能性…
  2. 食品スーパーのバロー、ブナシメジ栽培の農業法人を子会社化・自社栽培比率を拡大
     食品スーパー大手のバローは年内に複数の農業法人を傘下に収め、農業分野に本格進出する。今秋、第三セク…
  3. エスジーグリーンハウス、植物工場による低カリウムレタスの生産へ
     2007年より太陽光利用型植物工場にてリーフレタスの生産・販売を行っているエスジーグリーンハウス(…
  4. タキイ種苗、トマト黄化葉巻病耐病性の大玉トマト「桃太郎ピース」を発売
     タキイ種苗株式会社は、2014年の新品種として食味と秀品性にすぐれ、夏場のハウス栽培にて急速に発生…
ページ上部へ戻る