経営不振が続くフルーツ・フラワーパークを都市型農業の研究拠点に再整備。市やJA、各企業などが実証栽培や人材育成にも取り組む

神戸市は2014年度、北区の市立フルーツ・フラワーパークを都市型農業の研究拠点に再整備する。最新鋭の野菜工場の整備や農業経営者の育成、新品種の試験栽培に取り組む。同パークは経営不振が続いており、事業の狙いを定めて再生を図る。野菜工場では既存の温室を活用し、薬草やバラを栽培する予定NECなどが情報通信技術(ICT)を活用して、照度や温度、湿度などを自動制御し最適な生育環境を探る。

経営不振が続くフルーツ・フラワーパークを都市型農業の研究拠点に再整備。市やJA、各企業などが実証栽培や人材育成にも取り組む

新品種の試験栽培では、市の外郭団体、神戸みのりの公社(同市西区)などがチューリップなどを候補に挙げている。腎疾患の患者でも食べられる低カリウムのレタスや、イチゴの通年栽培など特色ある農作物の育成にも取り組む。また、JA兵庫六甲(神戸市北区)はイチゴやトマトの温室栽培農家を育成。同パーク内に新たに建てる大型温室で、指導や実証試験を行う。


同パークは1993年、農業振興と集客を目的に果樹園や温室のほか、ホテルやプールなどを建て開園した。しかし不振が続き、今年1月にホテル棟を旅行業者に売却した。ホテル運営の外郭団体「株式会社神戸ワイン」(同)も14年度上半期中に清算する。今後は、市を主体に再生を図るため、当初予算案に関連費用6億7千万円を盛り込んだ。神戸市内には西区に同公社が運営する市立農業公園があり、神戸ワインの醸造や原料ブドウの栽培に特化し経営改善を図っている。(参考:神戸新聞より)