水耕栽培に特化した専門学校が三重県四日市市で開校。実際の温室ハウスを利用・障害者の企業への就労につなげる

三重県では今年4月に、障害者が水耕栽培を学ぶ専門学校「中部水耕栽培福祉専門学校」が四日市市で開校する。水耕栽培では、他の農作業ほど重労働ではない点が向いているという。知的障害者など障害者が水耕栽培を通じて考える力や協調性を身につけ、企業への就労につなげる。

運営主体の古川学園(四日市市)は実務訓練やボランティア活動を通じて社会に適応できない高校卒業生らを自立させる専門学校を持ち、そうしたノウハウを新設校に生かす。


水耕栽培は比較的単純な軽作業なので、通常の農業などと違い障害者に向いている」ことに着目。水耕栽培を手掛け、障害者を多く受け入れている農業生産法人「夢活菜」(伊賀市)が全面協力し、同法人のビニールハウス4棟を実習用に確保した


カリキュラムや教材は夢活菜の顧問で水耕栽培に詳しい小田雅行・大阪府立大学名誉教授が作成。同法人のスタッフが先生を務める。1年間のコースの後半は合宿しながら実習し、育苗や定植などの農作業や販売を行う。育てた水菜や小松菜などの葉物野菜は同法人が大阪などに展開する直売所で販売する


夢活菜では6年ほど前から障害者を受け入れ、現在は12人が働くなど障害者が「主戦力」。働き始めて2カ月という男性(23)は、「温度管理などは難しいが、生き物と触れ合う作業は楽しい」と満足げに話す。新たに開設する専門学校コースの定員は40人で、3月末まで志願者を受け付けている。(参考:日本経済新聞など)