山形市の廃校・小学校の教室を活用して、障害者の職業技能訓練の一環として植物工場事業を計画

児童数の減少により、山形市の小学校では初めて閉校となった市立双葉小(山形市門伝)の校舎の活用案として、知的障害者の就労支援に取り組むNPO法人「サクランボ」が野菜工場を運営する計画を市の教育委員会が採用した。計画では、同法人が旧双葉小に通所型の施設を開設し、障害者が職業技能の向上などを目指す活動として、野菜の水耕栽培を行う。


同法人によると、教室2部屋程度の広さからスタートする。知的障害者ら約20人が毎月約2000株のレタスやホウレンソウなどを出荷する。腎臓病患者らを対象にした低カリウム野菜で、水耕栽培技術の開発会社「イーテック」(尾花沢市)のノウハウを活用する。


腎臓病患者はカリウムの摂取量が制限され、市販の野菜だと生で食べられる量はごくわずか。加熱などをしてカリウムを除去すると、ビタミンなど他の栄養素も失われる。カリウム肥料を抑えた水耕栽培ならば、腎臓病患者でも生食可能な野菜が生産できるという。


栽培した野菜は、人工透析中の患者向けに病院で販売したり、特別なメニューの弁当を製造する業者へ卸したりする予定。1年後には生産規模を2倍弱へ拡大し、3年後には他の廃校でも新施設の開設を目指す


山形市は旧双葉小の施設について、今月中に同法人と無償貸し付け契約を結ぶ方向で調整している。法人側は契約後、施設の開設を県へ申請したうえで、「順調にいけば、2月中にも野菜の栽培を始めたい」としている。(参考:読売新聞より)