屋内照明など弱い光でも高効率に発電する太陽電池を開発。スマートハウスや植物工場内のセンサー電源への活用(フジクラ)

フジクラは屋内照明などの弱い光でも高効率に発電する太陽電池を開発した。植物の光合成に似た仕組みで発電する「色素増感型」という太陽電池を利用し、電卓などに使われている従来型に比べて2倍の発電能力がある。蓄電部品を併用することで、消灯後も一定時間は稼働する。スマートハウス(次世代省エネ住宅)や植物工場で使うセンサーの電源などへの活用を見込む


発電能力はパネルの面積が28平方センチメートルの製品で、200ルクスのときに170マイクロワット。照明の光エネルギーは弱いため出力は小さいが、センサーやリモコンの電源として利用できる。スマートハウスはセンサーを各部屋に取りつけて温度や湿度を測り、エアコンなどの家電を自動制御している


センサーに太陽電池を組み込めば外部電源なしに稼働できる。照明が点灯中に発電した電力を蓄電部品にためることで、消灯時も含めて24時間作動するという。植物工場もセンサーで温湿度や二酸化炭素(CO2)濃度を管理しており、活用が見込める。耐久性も10年程度あるといい、電源を交換する手間を減らせる。人が近づきにくい山奥などに設置した土砂崩れや河川氾濫を監視するセンサーにも応用できるとみる。


色素増感型の太陽電池は印刷で製造でき、サイズや形を自由に変えられるのも特徴。設置する環境に応じて、最適に発電するように調整できる。既に数社に対してサンプル出荷している。(参考:日経産業新聞より)