新規作物栽培システム「アイキャスト」の事業開発に着手。特殊素材と施肥・灌水チューブにて適量を供給(三井化学)

三井化学は、植物本来の生育機能を活用した新規作物栽培システムiCAST™(integrated Cultivation Accelerating Systems;アイキャスト™)の新事業開発に着手した。iCAST™は、給液タンクと作物栽培チューブからなる作物栽培システムでありスプリンクラーを使った土耕栽培に比べて水使用量を10分の1以下、肥料使用量を3分の1以下に抑えて収穫量を60%増やすことができる、という。

三井化学_節資源型作物栽培システム“ iCAST”の新規事業開発について

iCAST™の特徴は作物栽培チューブに装着されている特殊素材iCALM™(integrated Cultivation-Accelerating Materials;アイカーム™)にある。iCALM™は給液タンクからチューブを通じて供給される水や肥料、農薬に加えて空気も保持できるため、作物がそれらを生育状況に応じて“好きな時に好きな量だけ吸収(=植物依存型生育要素供給)”できるという栽培環境を作り出すことができる。


これにより、作物の収穫量や品質の向上につながる。また、水や肥料、農薬が土壌へほとんど放出されないため、使用量を削減できるだけでなく環境への影響も軽減することが可能となり、環境に優しい農業の実現が可能となる。同社では、iCAST™事業のグローバル展開のため、農業市場に精通した普及・開発パートナーを選定し、早期事業化を目指して来春から実証試験を開始する。(同社プレスリリースより)