平成25年度の緊急対応研究課題としてオランダの施設園芸調査など研究課題3件を公募(農林水産省)

農林水産省は10月22日、平成25年度の緊急対応研究課題として、オランダの大規模施設園芸拠点を支える産学官システムの調査・分析を含む3件の研究を公募すると発表した(募集は11月21日まで)。

▼ オランダを含めた海外の市場調査については、弊社でも協力・支援が可能です ▼
お気軽にご相談下さいませ(お問合せ先)


同省は、国内の研究勢力の結集や人材交流の活性化を図るとともに、革新的な技術の開発を基礎研究から実用化研究まで継ぎ目なく支援を行っている。ブレークスルーとなる技術を開発することによる農林水産食品分野の成長産業化及び地域の活性化に貢献するのが目的であり、テーマは以下の通りである。


1.シイタケ原木栽培における放射性セシウムリスクの低減技術の開発
2.豪雨対策におけるため池の簡易的な貯水位予測技術の開発
3.オランダの大規模施設園芸拠点を支える産学官システムの調査・分析



20131025 農水省2
<写真:オランダ型施設園芸栽培風景(GreenQにて)>


以下に、農林水産省のプレスリリースの一部を掲載しておく。

研究内容の背景・概要
<研究の必要性>
施設園芸分野については、オランダのグリーンポートも参考に、我が国において、これまでにない大規模に集約された施設園芸クラスターの形成を目指した『次世代施設園芸拠点』の整備を推進していくこととしています。一方、農業については、本年6月に策定された日本再興戦略(成長戦略)において、今後10年間で農業・農村全体の所得の倍増を目指すこととされましたが、戦略の実現を図るためには、早急にオランダの大規模施設園芸拠点を支える産学官システムについて調査・分析を行うことにより、その実態やノウハウを把握する必要があります。


<研究内容>
1.オランダ国内の主要なシステム構築企業や研究機関(ワーヘニンゲン大学)、農業コンサルタント会社等を対象に、研究開発から実証、普及まで
のプロセスと、各段階でのそれぞれの役割、あるいは普及にまで円滑に遂行するための仕組みを調査・分析する。

2.オランダ国内の農業生産団体や代表的な農業者を対象に、農業者側からみた研究開発や実証への参画(出資)の意味と、どのようなチェック機能
を持つべきかを調査・分析する。

3.エネルギーの効率的な利用のために、大規模なエネルギープラントや設備を複数生産者で共同管理・運営している拠点施設を対象に、その実態や仕組み、最新のエネルギー利用動向(省エネや石油代替エネルギーの利用技術の開発状況等)を調査・分析する。

4.グリーンハウスの建設・整備に補助金等の公的支援がほとんどないオランダでは、民間金融機関による融資等を活用することが主流である。このため、農業系金融機関、ラボバンク他金融機関や、農業経営系コンサルタントを対象に、大規模な拠点形成に対する金融機関の果たす役割、金融機関が持つ審査・評価能力の実態、ノウハウを調査・分析する。

5.施設園芸に関する研究交流会を開催し、我が国とオランダの特徴、相違点について、総合的な観点から分析を行う。また、上記(1,2,3,4)の調査結果をもとに、日本国内においてコスト低減や収益増大を目指す大規模園芸施設を導入する際のマニュアルを作成する。
本研究対象では、上記1・2・3・4及び5を併せて実施できる研究実施機関(研究グループ)を公募します。採択は1件を予定しています。


【研究実施期間及び研究費上限額】
上記研究対象に係る研究については、本年度内に終了し、初期の成果を出すことを求めます。なお、研究費については9百万円を上限とします


*応募される際の詳細はこちらをご確認ください


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー

過去のピックアップ記事

  1. 中国山東省における近代化されたキノコ植物工場
     中国・山東省高密市に位置する恵和きのこ産業園は、青島農業大学の研究者が開発した技術を活用し、中央と…
  2. ユーヴィックス、自動追尾型の太陽光集光システムを販売。閉鎖型植物工場への応用も期待
     ユーヴィックスは、太陽の光を自動追尾装置で取り込み、ミラーの組み合わせで陽のあたらない建物内の奥空…
  3. 農業版シリコンバレー バイエル社が1200万ドルをかけて研究用の大型植物工場を建設
     バイエル社(バイエル・クロップ・サイエンス社)は、新技術の実証ショールームとして大型の太陽光利用型…
  4. イベント報告、フェアリーエンジェル植物工場の試食見学会
     コンテナ型植物工場のカタール企業への納入というプラスのニュース(関連記事:三菱化学など、太陽光パネ…
  5. 水不足のカリフォルニア州にて新たな都市型CSA農業モデルを実践。水耕栽培・アクアポニクスによる新技術導入
     昨年(2015年)の米国・カリフォルニア州における水不足は深刻な状況であった。同州では水不足の状態…
  6. 沖縄セルラー、稼働する植物工場にて来月から試験販売へ
     沖縄セルラー電話は社内ベンチャー制度の一環で、南城市玉城の同社南城ネットワークセンターの敷地内に植…
  7. 植物工場による生産・販売事業からの撤退、今後はプラント開発に集中
     検査用LEDのシーシーエスは、新規事業として完全人工光型植物工場による野菜の生産・販売や飲食店経営…
  8. 大規模植物工場のスプレッドが生産体制を増強・フランチャイズ事業を展開へ
    スプレッドでは、植物工場野菜ブランド『ベジタス』の需要増加に伴う生産体制増強のため、自社の技術力を結…
  9. みらい、フルLED光源を採用した量産型植物工場が宮城県内に完成
     植物工場装置と野菜販売の株式会社みらいは、みやぎ復興パーク(宮城県多賀城市)内に経済産業省の補助事…
  10. インロコ、イオンに植物工場を併設。究極の都市型農業・店産店消モデルを推進
    イオン初の店産店消モデル・植物工場を併設 [前記事] のように、(株)インターナショナリー・ローカ…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. 家庭用プリンタで土壌水分センサーなどの電子回路を安価に大量生産
     東京大学の川原圭博准教授らは、家庭用インクジェットプリンタを用いて様々な電子回路素子を短時間で印刷…
  2. 米国の藻類企業がGlobal Energy Awardを受賞
     藻を利用した燃料の生産を行うAlgenol Biofuels社が、2014年のPLATTS Glo…
  3. 新日鉄住金エンジ、ローソンファーム秋田の植物工場に自社システム建築商品を納入
     新日鉄住金エンジニアリング株式会社の建築・鋼構造事業部のシステム建築商品「スタンパッケージ(R)」…
  4. 三菱樹脂、中国・無錫市に太陽光利用型植物工場の販売拠点を設立
     三菱樹脂株式会社の子会社で、太陽光利用型植物工場を展開する三菱樹脂アグリドリーム株式会社は、中国・…
ページ上部へ戻る