耕作放棄地を活用した熊本・天草でのオリーブ栽培事業・独自ブランド商品の販売強化(九電工)

九電工は熊本・天草で栽培しているオリーブを使った事業を強化する。天草産100%のオリーブオイルを使った美容液を初めて商品化し、10月に投入。福岡市内の百貨店には同社のオリーブ関連の化粧品や食品を販売する専用売り場も設ける。オリーブ関連事業の売上高を3年後をメドに6倍に伸ばし、単年度黒字化を目指す


美容液の新商品は「天草オリーブディープエッセンス」(20ミリリットル入りで5460円)で、10月2日に発売する。オリーブから抽出する保湿成分を使ったスキンケア商品は従来、輸入オリーブオイルを主成分とする美容液(同3990円)などを販売していた。今後は高品質の天草産100%の商品も取りそろえ、中高年女性層を中心に売り込んでいく


同社のオリーブ関連商品の専用売り場は同日、福岡市天神地区の岩田屋本店に設置。オリーブ関連の独自ブランド「アビーロ」のスキンケア商品やオリーブオイル、オリーブの実など計約30品目を販売する。売り場はこれまで、天神地区に直営店「アビーロ福岡」1店舗を出店していた。これを岩田屋に移転する。このほか、専用サイトでのインターネット通信販売は今後も継続する。


九電工は2010年1月に天草でのオリーブ栽培に参入した新規事業として農業を検討していた同社と、耕作放棄地の増加や後継者不足に悩む熊本県側の思惑が一致。当初は3年間の試験事業と位置付けていたが、同社はこのほど事業の継続・拡大を決めた


オリーブ関連事業の13年3月期の売上高は約8000万円で、3年後をメドに6倍の5億円程度に引き上げる方針。同社は主力の電気設備工事が競争激化によって利益率が低下しており、今後は高付加価値のオリーブ関連事業で収益を補っていく考えだ。(参考:日本経済新聞)

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植物工場・農業ビジネス編集部

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