共同出資で新会社を設立。効率的な農地活用や新規就農の機会創出を目指す(住友化学、アイアグリ株式会社)

住友化学は、アイアグリ株式会社との共同出資により、「株式会社住化ファーム茨城」を設立した。この新会社は、住友化学グループの肥料、農薬などの農業関連製品・サービスを用いて、茨城県守谷市でキャベツなどの栽培を行う


これまで住友化学グループが培ってきたノウハウを生かし、農場管理や新規就農支援で実績のあるアイアグリと協力して、後継者のいない農地の効率的な使用や新規就農の機会創出を目指す。同時に、経営規模の拡大と省力化により農産物の低コスト安定生産モデルを確立し、地域の生産者や生産団体、自治体等の関係各方面と協力しながら周辺地域へ展開することで、地域農業の活性化に貢献していく考え。


以下に、住友化学によるプレスリリースを掲載する。

「株式会社住化ファーム茨城」の設立について


住友化学は、アイアグリ株式会社(以下、「アイアグリ」)との共同出資により、「株式会社住化ファーム茨城」(以下、「住化ファーム茨城」)を設立いたしました。新会社は、住友化学グループの肥料、農薬などの農業関連製品・サービスを用いて、茨城県守谷市でキャベツなどの栽培を行います。生産した農産物は、当社グループの農産物販売会社である日本エコアグロ株式会社を通じて販売いたします。


住友化学グループは、幅広い農業関連製品やサービスを取り扱っており、安全安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー」を目指しています。その取り組みを実践する一つの形として、これまでに長野県、大分県、山形県、三重県の4カ所に農業法人「住化ファーム」を設立してトマト、イチゴ、みつばを生産し、栽培技術や農場運営に関するノウハウの蓄積を続けています。さらに、経団連「未来都市モデルプロジェクト(リンク先:資料PDF)」の一環として愛媛県西条市と愛知県豊田市に「サンライズファーム」を設立・運営しており、農資機材メーカーや地元のJAなどとも連携しながら、レタス、トマトなどの生産に関する先進的な農業技術の実証実験に取り組んでいます。


「住化ファーム茨城」は、これまで「住化ファーム」で培ってきたノウハウを生かし、農場管理や新規就農支援で実績のあるアイアグリと協力して、後継者のいない農地の効率的な使用や新規就農の機会創出を目指します。同時に、経営規模の拡大と省力化により農産物の低コスト安定生産モデルを確立し、地域の生産者や生産団体、自治体等の関係各方面と協力しながら周辺地域へ展開することで、地域農業の活性化に貢献していく考えです。


<新会社の概要>
会社名:株式会社住化ファーム茨城
設立日年月日:2013年7月17日
本社所在地:東京都中央区
資本金:4,000万円(住友化学 3,600万円、アイアグリ 400万円)
社長:貫 和之(住友化学 執行役員 アグロ事業部長)
借地面積:約20ha
栽培作物:キャベツなど
栽培開始:2013年9月


<出資会社の概要>
会社名:住友化学株式会社
代表者:代表取締役社長 十倉 雅和
設立年月:1925年6月
本社所在地:東京都中央区
資本金:89,699百万円(2013年3月31日現在)
事業部門:基礎化学部門、石油化学部門、情報電子化学部門、健康・農業関連事業部門、医薬品部門
売上高:19,525億円(2012年度)
従業員数:30,396名(2013年3月31日現在)


会社名:アイアグリ株式会社
代表者:代表取締役 伴野 和樹
設立年月:1986年11月
本社所在地:茨城県土浦市
資本金:9,700万円(2013年1月31日現在)
事業内容:農業資材販売、農機の販売・修理・リース、農産物生産販売会社の運営
売上高:105億円(2012年度)
従業員数:198名(2013年1月31日現在)


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