三菱樹脂、障がい者雇用型の植物工場を自社敷地内に建設

 三菱樹脂株式会社は、子会社である三菱樹脂アグリドリーム株式会社が展開する太陽光利用型植物工場を、長浜工場(滋賀県長浜市)内に建設し、地域の障がい者の雇用を進める。

設備投資額は約1億円で、敷地面積は約900平方メートル。2014年2月に完成予定で、地域貢献や障害者雇用の取り組みの一環として、障害者5人を雇いホウレンソウの栽培に携わってもらう計画である。


【同社によるプレスリリース】
 三菱樹脂株式会社は、子会社である三菱樹脂アグリドリーム株式会社が展開する太陽光利用型植物工場を長浜工場(滋賀県長浜市)内に建設し、地域の障がい者の雇用を進めることと致しましたのでお知らせします。

三菱樹脂アグリドリーム社が展開する太陽光利用型植物工場は、まず人工光を用いた完全閉鎖型の苗生産装置で苗を育て、その苗を、紫外線カットフィルム等の高機能フィルムを使用し環境条件を制御した農業ハウス内に移し、養液栽培システムで野菜を栽培するシステムです。

比較的容易に、計画的かつ安定的に野菜を栽培することが出来ることから、農業法人に加えて、障がい者を雇用する施設にも数多く採用されており、「野菜を育てる作業は、障がい者も働き甲斐を感じやすく、長期の雇用につながりやすい」と高い評価を受けてきました。

当社は、植物工場を長浜工場内に設置し、このシステムの特徴を活かすことで、地域の障がい者の方々に働く場を提供します。9月中に植物工場の建設工事を開始し、2014年2月に約900平方メートルの植物工場が完成する予定です。また、その後のさらなる拡張工事も予定しております。