サステナブル農業、循環型社会に向けた取組みへ:おんたけ有機合同

「おんたけ有機合同」(長野県木曽町の開田高原)は、地元を中心に224人が出資して設立した合同会社である。同社では、農作物の生産、加工・販売事業を行っているが、目指すものは、家畜のフンや森林の間伐材から堆肥を作り、農作物を栽培。農作物を加工して販売し、ごみを再び堆肥にするという循環型社会の実現である。
 
 
その第一弾として、現在は農作物の加工センターが稼働している。大手菓子メーカーのカルビーなどから技術提供を受け、特産品のトウモロコシを使ったゴーフレットやコーンスープなどを生産。開田の観光施設や道の駅などで販売している。
 
 
加工センターには、農林水産省の2008年度の「農山漁村活性化プロジェクト支援交付金」を活用。建設費や設備費1億2000万円の半額は国が助成し、残りは構成社員からの出資金や金融機関からの借り入れで賄っている。
 
 
こうした農作物の加工・販売事業を軌道に乗せた後は、開田の農家向けに堆肥を供給する施設「バイオプラント」を立ち上げる考えだという。大勢の地元の人々を巻き込み、600世帯ある開田地域から190人が出資している。事業を通じて、サステナブル農業、循環型社会のモデルとして成功することを期待したい。