ITシステム開発企業:演算工房「植物工場分野」栽培環境の計測・制御管理

(株)演算工房は、土木建設業の計測、測量、施工管理の情報化・自動化を支援しており、約20年にも渡って、植物工場分野のシステム分野、つまり栽培環境の計測・制御・管理に関連するITシステム開発を行ってきた企業の一つである。
 
 
植物工場の栽培ルームでは様々なデータを計測している。温度、湿度、CO2濃度、照度(光量)、水素イオン係数(pH)、電気伝導度(EC)、液肥の濃度などが主になる。同社では、こうした各種センサーで計測した温度・湿度などのデータを断続的に記録してデータベース化し、統計解析などを利用しながら「どのような栽培環境を実現すれば、成長が早く、質の高い野菜(均質で栄養価が高い)が栽培できるのか」そして、将来的な生産状況も予測することが可能となる。
 

上記の写真は同社HPより引用

ただし、蓄積された栽培データ・ノウハウが、どんな品種の野菜にも適用されるとは限らない。レタスやハーブ等、葉野菜の品種によって適切な栽培環境が異なる(温度・湿度、液肥濃度など)。よって同社では、基本システムに、パラメータを自由に調整できるような制御システムを構築している
 
 
詳細はHPを見て頂きたいが、同社が開発する「植物工場システム:商品名Cyber Greenサイバーグリーン」について、簡単に記載する。同社の制御システムは、太陽光利用型、完全閉鎖・人工光型の両方で、実際に導入され利用されている。例:日本アドバンストアグリ妙高ガーデン等。植物工場だけでなく、ハウス栽培にも導入可能。
 

  • 各種センサーから得た情報データをリアルタイム(最小1秒周期で収集可能)に把握することが可能。もちろん、収集したデータはハードディスクに保存し、様々な指標・グラフ、シミュレーションデータをアウトプットすることができる。
     
  • データベースに蓄積された過去の栽培条件・収穫量の相関関係分析を行うとともに、将来の収穫量などのシミュレーションが可能。いつどれだけの量を収穫でき、いつ出荷できるのかを推定し、計画生産を支援できる。
     
  • 温度や湿度など、設定値より異なる値を示した場合、メールで携帯電話にリアルタイム送信。現場にいない場合は、高解像度WEBカメラにより、植物の葉の細かい状態まで判断することができる。