演算工房による植物工場システムCyber Green、栽培環境の計測・自動制御を管理

※ 最新情報:同社が開発した植物工場向けシステムCyber Greenのサービス提供は終了しております。

 演算工房は、土木建設業の計測、測量、施工管理の情報化・自動化を支援しており、こうした技術ノウハウを植物工場分野のシステム分野に応用している。

同社では、栽培環境の計測・制御・管理に関連するITシステム開発を行っている。植物工場の栽培ルームでは、温湿度、CO2濃度、照度(光量)、pH、EC、液肥の濃度などのデータを計測する。

こうした各種センサーで計測したデータを断続的に記録・データベース化し、統計解析などを利用しながら「どのような栽培環境を実現すれば、成長が早く、質の高い野菜(均質で栄養価が高い)が栽培できるのか」を分析することが可能となる。

 同社が開発する「植物工場システム:商品名Cyber Greenサイバーグリーン」は、太陽光利用型や完全人工光型植物工場の両方で導入実績があり、人工光型の日本アドバンストアグリ、施設ハーブ栽培の妙高ガーデンなどにも導入されている。

  • 各種センサーから得た情報データをリアルタイム(最小1秒周期で収集可能)に把握することが可能。収集したデータは、指標・グラフ、シミュレーションデータをアウトプットすることができる。
  • データベースに蓄積された過去の栽培条件・収穫量の相関関係分析を行うとともに、将来の収穫量などのシミュレーションが可能。いつ・どれだけの量を収穫でき、いつ出荷できるのかを推定し、計画生産を支援できる。
  • 温度や湿度など、設定値より異なる値を示した場合、メールで携帯電話にリアルタイム送信。現場にいない場合は、高解像度WEBカメラにより、植物の葉の細かい状態まで判断することができる。