韓国市場への新規参入のため現地法人を設立。小型・店舗併設型を中心に植物工場の販売・コンサルティングを展開(エスキュービズム)

主に小型・店舗併設型の植物工場装置の販売を国内にて展開してきたエスキュービズムが韓国市場への参入のため現地法人エスキュービズムコリアを設立した同社では今後、店舗向けの水耕栽培システムや大規模植物工場の販売、コンサルティング提案で、初年度に5000万円を目指す、という。以下、同社によるプレスリリースを掲載しておく。

韓国市場への新規参入のため現地法人を設立。小型・店舗併設型を中心に植物工場の販売・コンサルティングを展開(エスキュービズム)

<写真:同社ウェブサイトより>

韓国で店舗用水耕栽培システムや植物工場の販売を開始
株式会社エスキュービズム


EC/小売業向け開発・ソリューション提供の株式会社エスキュービズム(本社:東京都港区、代表取締役社長 薮崎敬祐、http://s-cubism.jp/ 以下 エスキュービズム)は、韓国に現地法人として「Scubism korea Co.,Ltd.」(以下 エスキュービズムコリア)を設立し、水耕栽培事業の展開を開始したことをお知らせします。
http://www.s-cubism.co.kr/


■日本での実績
エスキュービズムは、人工光で野菜を栽培する水耕栽培装置の開発、販売を2012年から手がけてきました。EC事業で培ったメーカーとのパイプを活かし、部材や材料を低コストで調達すると同時に、インターネットを通じて直接販売することで在庫を減らし、一般家庭から店舗用設備の栽培キット、規模の大きい植物工場を割安な価格で提供しています。


本格的な植物工場の導入には1億円以上の初期投資を要しますが、栽培担当スタッフの技量や適正次第では、販売できる品質の野菜を栽培できるようになるまで1年以上かかることも多々あります。また、工場が稼動して、実際に大量に野菜を生産できても、販売先の確保には時間がかかりせっかく作った野菜の多くが売れ残る事態が起こり得るため、一般的に7割の水耕栽培事業者が赤字と言われています。


エスキュービズムは植物工場の導入を検討している事業者に対し、オーバースペックになりすぎない植物栽培に適切な機能を有した安価なシステムを提供。事業計画から販路開拓までをも一手に引き受けることで、事業者のリスクを低減し、利益を生み出せる植物工場の運営を提案してきました。


栃木県における植物工場事業化支援では、設備の中国移設後にできた工場の空きスペースを有効に活用したセミオーダーメイドの工場システムと栽培ノウハウを提供。リーフレタスや水菜、バジルなどのハーブを栽培し、工場設立から商品付加価値のつけ方の提案、販路拡大後の事業成功までをお手伝いしています。


■韓国法人の設立
近年、中東や中国、アジア圏でレタスなどの葉物野菜の需要が伸びており、韓国や台湾、中国など、LED生産に強い国がLEDの活用方法の一つとして水耕栽培事業や植物工場事業の普及を進めています。しかし水耕栽培はLEDなどのハードウェアがあればいいというものではなく、野菜の品質を維持するための栽培ノウハウや安全の確保を欠かすことができません。


そこで、エスキュービズムは日本で培った栽培ノウハウを武器に、これから発展していく韓国の水耕栽培市場に参入することを決定しました。韓国は日本よりも寒い土地柄であることや、サンチュを生で食す文化があることから、水耕栽培で育てた野菜のニーズは今後高まることが予想されます。

エスキュービズムコリアは店舗向けの水耕栽培システムや大規模植物工場の販売、コンサルティング提案で、初年度に5000万円、2年目には2億円の売り上げを目指します。


エスキュービズムコリアを率いるのは韓国人留学生の申 英燮(シン・ヨンソプ)です。韓国建国大学農業部を卒業後、東京農工大学大学院を経て東京大学大学院の農生命科学研究科に進学した種苗の研究者です。2013年にエスキュービズムに入社し、植物工場の立案や安定的な生産が実現できる栽培方法の実験を行ってきました。


日本の企業が韓国に進出する際のハードルの一つに「言語の壁」がありますが、韓国人の申が韓国法人を率いることで言葉の問題はクリアとなり、日本で培った栽培システムとノウハウで市場を切り開いていきます。


■エスキュービズムコリア 会社概要
社 名 : Scubism korea Co.,Ltd.( リンク )
代表者 : 代表取締役社長 申 英燮
所在地 : 大韓民国ソウル市
設 立 : 2013年9月3日
資本金 : 1億ウォン(約913万円)
事業内容: 韓国における人工光型植物栽培システムの販売、コンサルティング等


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植物工場・農業ビジネス編集部

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