人材派遣のフレックスが職業訓練で障害者支援、シイタケなどを栽培する植物工場を水戸に新設

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人材派遣のフレックス(水戸市、菅谷直幸社長)は障害者の就労支援事業を始める。同社が母体となり設立した一般社団法人グリーンカンパニーが水戸市内に植物工場を新設し、シイタケ栽培を通した職業訓練を提供。ビジネスマナーなどの研修も用意する。障害者の法定雇用率の引き上げなどで対応を必要とする中小企業とのコーディネートや自立支援につなげる。


水戸市郊外に植物工場や作業事務所からなる「水戸自立支援センター グリーンカンパニーファーム」を建設しており、9月5日から利用者を受け入れて訓練を始める。温度や湿度の管理システムを備えた約200平方メートルの工場内でおがくずを固めた菌床を使い、シイタケを栽培する。

人材派遣のフレックスが職業訓練で障害者支援、シイタケなどを栽培する植物工場を水戸に新設

<photo:同社ウェブサイトより>


水戸市やひたちなか市など行政とも連携して精神障害者を中心に受け入れ、水やりや収穫、選別、梱包といった作業に従事してもらう。定員は1日20人で工賃も支払う。利用時間は午前10時〜午後4時まで。週1日から受け入れ、徐々に作業時間を増やす。


また、訓練を通してコミュニケーション能力やマナーなどを学んでもらう。履歴書の書き方や面接、ビジネスマナーなどの研修も用意して支援する。原則2年以内の就労を目指しており、企業への橋渡しにフレックスの企業ネットワークも活用する。生産したシイタケは事務所で直売するほか、スーパーなどへの販路開拓を目指して取扱店を募る、という。


障害者雇用促進法は国や自治体、企業に一定割合以上の障害者を雇うよう定めている。企業の法定雇用率は2013年4月に1.8%から2.0%に引き上げられた。身体障害者と知的障害者が対象だったが、同法改正で2018年度から精神障害者の雇用も義務付けられる。

法定雇用率の引き上げ・法改正案を受けて、近年では温室ハウスや太陽光利用型植物工場、小規模な人工光型施設にて水耕栽培を始める企業が増加している。同時に、障害者・高齢者の雇用を推進する栽培システムの提案や総合的なコンサルティング・サービスを提案する企業も出現している。(参考:日本経済新聞より)