株式会社による農業法人参入のパイオニア「農業生産法人わかばフーズ」

農業生産法人わかばフーズ」は岐阜県で初めて、株式会社としての農業生産法人を取得した企業である約300ヘクタールの大規模な農地を抱え、業務用カット野菜や、刺身用大根ケン(ツマ)、大葉やパセリなどの生産、製造・加工、販売事業を一環して行う、”農業の大規模経営”に挑戦している企業の一つである
 
 
スーパー、量販店や外食産業などに商品を販売する同社の売上高は年間24億円で、全国の農業生産法人の中でも規模が大きい方である。
 
 
「個人による小規模営農は採算面で難しい。法人の大規模経営が日本の農業を活性化させる」(三浦福雄会長)と考え、パートを含め現在、約200人の人員を業容拡大に伴い増やしていく方針。この不況の中、倒産した中小企業の経営者や会社勤めのサラリーマンなども多数、就職しているようだ
 
 
2005年の農地法改正により、株式会社やNPO法人などの農業参入が解禁されて以来、現在では多くの業種・分野からの民間企業による参入が見受けられる。今までの技術・ビジネスノウハウを活かした民間企業による農業ビジネス参入の場合、耕作放棄地解消や雇用拡大に貢献にもつながる(特に、大規模生産モデルを採用する場合)。
 
 
しかし、農業は奥が深く(特に土壌栽培の場合)、栽培ノウハウを持たない新規参入の場合、数年間は赤字が続くことも多く、採算性が合わないと見るや、即座に撤退する危険性も考えられる。よって支援サポートを実施する自治体等は、民間企業による農業の大規模経営参入の結果、荒廃した大規模な農地が残るリスクがあることを念頭に入れる必要があるのかもしれない。