風力発電設備も兼ね備えた津波避難シェルター「ライフタワー」を開発(サンパワー・エコア総合設計)

LED光源による植物工場の開発も行っているサンパワーでは、東京工大の研究室のサポートを得て風力発電の設備も兼ね備えた津波避難シェルター「ライフタワー」を開発した(施設の設計はエコア総合設計が担当)


本タワーの高さは45メートルで、中央のらせん階段で15メートル上がるとシェルターがある。床面積は約200平方メートルで約150人が避難できる。アクリルなどの外壁で覆われ、公民館や集会場として使える。


一方、タワー上部は100キロワットの風力発電設備で、住宅25戸の電気をまかなえる。動力部はプロペラ風車ではなく、垂直翼を備え、サンパワーが一から設計した発電機を積む。支柱にコンクリートを注入し、耐震強度も高めている。高さが14〜15階建てのビルに匹敵する巨大構築物となり、総工事費は2億円を予定している。

<イメージ:エコア総合設計による提案資料より>


東日本大震災後、海沿いにやぐら型の避難所を設置するケースがあるが、潮風で鉄柱がさびて強度が落ちるなど維持管理が課題となる。エコア総合設計の鈴木社長は「(簡易型では)真冬に吹きさらしになるなど短時間の避難にしか耐えられない」と話し、震災時に限らず平時から使えるタワーを目指したという。今後、公民館的用途とともに、維持費が売電でまかなえるメリットも強調し、自治体などへの導入を働きかけていくという。(記事:2013年7月29日 毎日新聞より)