ノーリツ鋼機・NKアグリによる機能性野菜の有用性評価と応用製品の開発プロジェクト(科学的評価に基づく新たなバリューチェーン構築へ)

ノーリツ鋼機株式会社グループのNKアグリ株式会社では、各大学や日本製粉株式会社と共同し、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構が公募する「機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクト」に応募し、採択された。本プロジェクトでは、機能性野菜の有用性評価と応用製品の開発を進めていく。以下、同社によるプレスリリースを掲載しておく。


ノーリツ鋼機グループのNKアグリ、農研機構が公募する
「機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクト」に採択


ノーリツ鋼機株式会社グループのNKアグリ株式会社(以下 NKアグリ、本社:和歌山県和歌山市梅原)は、京都府公立大学法人 京都府立医科大学 研究代表機関(以下 京都府立医科大学)、国立大学法人 東京大学大学院 農学生命科学研究科(以下 東京大学大学院)、日本製粉株式会社と共同し、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構が公募する「機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクト」に応募し、採択されました。


近年、急速に高齢化が進む日本において、生活習慣病やそれに伴う国民医療費の増加は、早急に対処すべき喫緊の課題となり様々な分野において対応策が求められています。

農業分野においても、ポリフェノールやカロテノイド等の健康に寄与する成分(機能性成分)に着目した種苗等の開発は、一部で市場に流通していますが、流通体系の複雑さや機能性のエビデンスの不十分さにより、その特性を活用した商品化は進んでおらず、効果的な普及ができていないという現状がありました。


そのような背景の中、NKアグリは「人々の暮らしを豊かにする、健康に役立つ食の提供」を目指し、太陽光型植物工場を用いた安心・安全な野菜の生産・販売、及び様々な環境条件や肥料等を制御することによる野菜の栄養価の向上について研究を行ってまいりました。


本課題においてNKアグリは、共同研究機関である日本製粉株式会社と共に、農産物の栽培から加工までの新たなバリューチェーン形成のため、機能性種苗の価値を最大限発揮する栽培技術、加工技術の開発を行い、京都府立医科大学、東京大学大学院によるエビデンス構築と共に、機能性成分を高く安定的に含有した農産物の有用性の評価及び応用製品の開発、流通を目指してまいります。

<NKアグリ株式会社 会社概要>
■代表取締役社長: 三原 洋一
■設立     : 2009年11月5日
■資本金    : 155,000千円
■事業内容   : 生鮮野菜の生産・販売