植物工場向けの光源開発を行う農業ベンチャーが害虫防除用の照明を提案。太陽光発電による蓄電式により手軽に設置可能(ホト・アグリ)

植物工場向けの光源の開発・販売を行う農業ベンチャーの株式会社ホト・アグリ(浜松市北区)が、害虫が嫌がる光を放って農作物を守る照明装置「ソーラーホトガード」を発売した。太陽光発電を使った製品で設置工事が必要なく、畑や温室などに手軽に配置できるのが特長である。


同社は昨年、害虫を光で誘引して捕獲する「ホトルイクス」を発売。その後農家から「温室の入り口から虫が入ってこないような製品が欲しい」との要望を受けて開発に取り組み、このたびの発売に至った。


「ソーラーホトガード」には、野菜の柔らかい葉を食べてしまうコナガやヨトウムシなどの害虫が嫌う黄色の発光ダイオード(LED)を採用。効果がある範囲は半径約10メートルで、同社の農場で試験によると、昨年大量発生した害虫が大幅に少なくなったという。


また同製品は太陽光発電による蓄電式で、つり下げるか地面に固定して使用する。「ポールタイプ」は高さ1メートルと60センチの二種類。持ち運べる「つり下げタイプ」(重さ1.8キロ)も設定した。最長10時間の点灯可能。LEDは害虫が多く発生する夕方に自動的に点灯し、害虫が少なくなる時間には照度を半分にしたエコモードに切り替わる。


現在同社ではJAや食品工場のほか、害虫防除会社などに幅広く販路を探っている。岩井万祐子社長は「ホトルイクスとともにこの数年で本格的に販売を伸ばしていきたい」と意気込んでいる。価格は三万四千〜三万六千円。初年度は150台、三年後には1000台の販売を目指している。(参考:中日新聞より)

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