建築事業展開のNTTファシリティーズが、福島県伊達市仮設住宅に設置の小型植物工場。避難住民が収穫を開始、心のケアにも

建築事業を展開するNTTファシリティーズが、福島県伊達市の伊達東仮設住宅の空き住宅に設置したユニット型の小型植物工場にて2013年6月6日、同仮設住宅に避難している飯舘村民がリーフレタスを収穫した。人工光型の植物工場は仮設住宅の避難者に農作業の喜びを思い出してもらおうと、飯舘村の許可を得て昨年12月に設置した


設置したシステムは、間口2.4メートル、奥行き2.7メートル、高さ2.2メートル。スチール製の棚による組み立て式で、重さは約400キロ。6畳の部屋であれば設営可能だという。設置にあたっては、電子機器のデンカイ、電設工事の広栄電設、資材調達の米沢工機、組み立ての工(たくみ)製作所県内4社が技術提供した。デンカイは次世代型の省エネ蛍光灯に関して協力した。


設置後、種まき、移植を経て今年1月から収穫が可能になった。そして6月6日に今年4回目の収穫作業を行い、同仮設住宅管理人らがリーフレタスを丁寧に摘み取った。同社は小松菜の栽培にも挑戦し、現在学校給食に食材として使えないか村と協議している。農業ビジネス推進室長は「空き仮設住宅を有効に活用し、引きこもりになりがちな被災者の支援をしたい」と語った。将来的に村に帰還した際には、ユニットごと運び出し学校などに移す方針だという。


以前記事でも紹介したように、同社は今までも東日本大震災以降、農業分野での被災地復興事業を進めており、2012年1月には明治大学等と、産官学による「農業とIT融合による新産業創出研究会」を立ち上げている。(参考:2013年6月7日 福島民報社より)