日清紡がイチゴ植物工場の増設へ、関東・東海エリア需要にも対応

 完全人工光型植物工場にてイチゴの量産に成功している日清紡ホールディングスでは2013年秋頃に、関東・東海地方からの引き合い増に対応するため、同社の藤枝事業所でも10万株の植物工場システム構築を目指す。

同社では既に2011年9月に徳島事業所で、1万株規模の植物工場を稼働させ「あぽろべりー」ブランドとして出荷を開始している。

さらに、徳島事務所では2012年秋に、栽培規模を7万株にまで拡大しており、徳島事業所で生産しているイチゴは、主に製菓用として関西地方に出荷している。

甘くておいしい一季成りイチゴは、これまで初夏から晩秋には、ほとんど生産することができなかった。この間は海外から輸入した酸味が強く小粒な四季成りイチゴで代用しているのが現状であり、同社の植物工場では、周年栽培による一季成りイチゴの生産を実現している。