巨大キャベツを作ろう!米国の食育・農業プロジェクト:Bonnie Plants(小学3年生の教育プログラム)

子供の教育には多少の競争が必要であると個人的には考えており、今回は、こうした教育プログラムの一つとしてBonnie Plants が開催する小学3年生を対象にしたキャベツコンテストをご紹介したい。このコンテストは、食育や農業について学ぶプログラムの一環であり、子供達に「自分たちが普段食べている食べ物・野菜がどうやって作られているのか」を学べる非常に良い機会を提供している。
 
 
本プログラムに参加する子供たちには、キャベツの種とガーデニングセットが無料で配布され、担任の先生などの指導のもと、子供達は自分の力でキャベツの栽培に取り組む。そして収穫シーズンになると、小学3年生を担任している先生が、生徒が栽培したキャベツの中でベスト1を選び、生徒の写真と栽培したキャベツの写真をBonnie Plants事務局に提出、といった流れ。
 
 
本プラグロムとコンテストに参加している学校の中から、キャベツの大きさ・形などを判断基準に、州ごとにベスト1のキャベツを選び、優勝者には1000ドルの奨学金が与えられる昨年(2009年度)の参加者は、150万人にも上る大規模なプロジェクトになっており、優勝者のキャベツは非常に大きく、驚くばかりである。(優勝した子供達が栽培したキャベツ写真
 
巨大キャベツを作ろう!米国の食育・農業プロジェクト:Bonnie Plants(小学3年生の教育プログラム)巨大キャベツを作ろう!米国の食育・農業プロジェクト:Bonnie Plants(小学3年生の教育プログラム)
 
事務局によると、キャベツ栽培は比較的手間のかからない作物であり、子供達でも栽培が可能であることからキャベツを選んだという。そして素人でも、たまに大きなキャベツが育つこともあるらしい。日本でも、こうしたプロジェクトが大規模にできないだろうか?
 
 
Bonnie PlantsのWEBサイトも充実しており参考になるが、プログラムに参加した子供達同士で、自分が栽培した作物を自慢し合ったり、ちょっとした栽培に関する質問ができるSNSも整備することで、地域の学校同士、さらには海外の学校同士で交流や意見交換ができれば素晴らしいな・・・と考えています。こうした教育プログラムが実施できれば、食育や農業(面白さを体験でき、将来的には農業をやりたい子供達も増えるかもしれない)に関する学習とIT教育などが同時にできるメリットもあるかと。皆様はどんなアイデアをお持ちですか?コメントや感想をお待ちしてます。
 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
昭和電工 植物工場 バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. サラダコスモ、工場生産スプラウト・もやし商品が水耕栽培で全国初の有機認証を取得
     工場生産によるスプラウト・発芽野菜メーカーのサラダコスモでは、オーガニック緑豆もやしとオーガニック…
  2. 太陽光型植物工場でも周年栽培へ 新たな四季成り品種を開発
     美味しい一季成りイチゴの周年栽培を目指し、多くの企業が完全人工光型植物工場によるイチゴの生産事業に…
  3. 120億ドル市場の地産地消ビジネス。政府による新たな資金の貸し付けプログラムが開始
     米国農務省(USDA)では、小規模農家や近年、市場規模が拡大しつつある都市型農業に合わせた資金の貸…
  4. ローム 完全人工光型植物工場による一季成りイチゴの生産へ
     ロームは2014年9月、福岡県筑後市の子会社の半導体工場内で、LED光源を利用した完全人工光型植物…
  5. 世界市場でも注目される特殊発電フィルムの開発。植物工場・施設園芸での普及を目指す
     ICT・センサー技術を活用した環境制御型・植物工場や一般的な温室ハウス(施設園芸)であっても、露地…
  6. 大規模量産化による植物工場野菜の低価格化
     植物工場によるレタス生産について、大きな初期投資やランニングコストから、露地野菜より2~3割ほど販…
  7. マレーシア市場におけるイチゴ商品の可能性
     太陽光・人工光型植物工場によるイチゴの生産事例が国内で増えつつある現在、将来的には海外市場への輸出…
  8. 植物工場による生産・販売事業からの撤退、今後はプラント開発に集中
     1992年に京都で創業したシーシーエス株式会社は、LEDを使用した照明装置の専業メーカーである。特…
  9. 2013年度は農業法人の休廃業・解散が拡大 電力高騰や後継者問題も
     帝国データバンクは、2006年度から2013年度の間で、農業法人の休廃業・解散動向に関する調査を実…
  10. 米国の農畜産ビジネス。全体の70%がICT自動化システムを導入・家族経営でも効率的な大規模生産へ
     テクノロジーが農畜産ビジネスを大きく変えている。センサーやモニタリング装置を導入し、環境制御や効率…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. パナソニックエコ、施設園芸・低コスト型植物工場をターゲットに局所環境制御技術を導入
     パナソニックエコソリューションズ社は、農産物の生産効率向上と生産者負担の軽減を図る「アグリ・エンジ…
  2. パンメーカーが昭和電工の植物工場ノウハウを導入・電気代30%カットを実現
     昭和電工のLED照明・高速栽培技術「Shigyo法」が、沖縄県の大手製パンメーカー株式会社ぐしけん…
  3. トヨタ、自動車事業で培った生産管理手法を農業に応用。IT管理ツール「豊作計画」を開発
     トヨタ自動車は、米生産農業法人向けの農業IT管理ツール「豊作計画」を開発し、愛知県と石川県の米生産…
  4. 自然の木をイメージした垂直農場 植物工場や様々なクリーンテクノロジーを導入
    都市部における過剰な人口増加が引き起こす2つの問題は、限られた土地・空間の中での生産性向上をはかりな…
ページ上部へ戻る