育苗大手のベルグアースと山口園芸が大分にて接ぎ木苗の生産会社を新設。九州に生産拠点を設けることで物流費の削減などにつなげる

育苗大手のベルグアース株式会社は5月13日、同業の山口園芸(愛媛県宇和島市)と共同で、大分県に接ぎ木の野菜苗を生産する新会社を設立したと発表した。9月上旬から九州の農家向けに、トマトやキュウリなどの接ぎ木苗を出荷する九州向けはこれまで、愛媛県から大半を出荷していたが、現地に生産拠点を設けることで物流費の削減などにつなげる。


新会社の名称は「九重おひさまファーム」で、資本金500万円。ベルグアースがこれまで、山口園芸に委託して九州へ出荷してきた。これを踏まえ、出資割合は山口園芸が64.4%、ベルグアースが20%、残りを新会社の取締役が出資した。トマトなどの接ぎ木苗を生産するのは大分県九重町で、農場面積は3万5000平方メートル。このうちハウス栽培施設の規模は2万平方メートルで、今年度は年約40万本を生産する


同町への進出は、夏は涼しく、冬は温泉を利用した地熱発電で経費を大幅に節約できる点が進出の決め手になったという。農家の高齢化で、苗づくりを専門会社に委託する動きが広がっており、5年後には生産本数を年約200万本に増やすのが目標である。初年度の目標は約40万本の出荷で、約1700万円の販売額を見込んでいる。5年後には約200万本で、1億2200万円を目指す。山口社長は「九州での接ぎ木苗の需要が高まっている。ここを九州の生産拠点にしたい」と話した。

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植物工場・農業ビジネス編集部

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